ドジャースの大谷翔平(30)は開幕戦、カブス戦に「1番・DH」で出場し、5打数2安打、2得点。チームの4-1での勝利に貢献した。試合後に出席した公式会見では「まあ珍しく緊張している」と第1打席での心境を明かした。主な一問一答は以下より。
――いつもとは違う環境での試合で心がけたことは何か
「東京ドームでの試合は(過去に)やったことあるけど、ほぼほぼホームサイドでしかやったことがないので、ビジターサイドがどういう風になっているかはちょっと分からなかったですけど、練習のときから、おそらくゲーム中は(ベンチ裏で打撃練習をする)ケージもないし、準備が難しいのではないかと思っていたが、そこに対してしっかり対応していくというのが、まず課題だと思っていた。そういう意味では、3打席目以降でいい仕事ができたということはよかったんじゃないかなと」
――ベッツ、フリーマンが体調不良などで欠場していた
「やっぱり(日米間の移動で)長いフライトの後でタイトなスケジュールをこなしていくというのは、その上で健康を保ってプレーしていくのは難しさもあるのかなと思いますし、フレディ(フリーマン)に関しては(開幕戦の)直前にケガをしてしまったということだと思うので、本人もちろんプレーしたかったと思いますし、ただ、ベンチにもいてくれてチームの士気は高かったんじゃないかなと。ムーキー(ベッツ)に関しては昨日のうちにたぶん(ロサンゼルスに)戻ったと思うので、直接会うことはなかったけど、それでもきょう勝てたことが明日も全員の士気につながっていくのかなと思います」
――山本由伸の成長をどうみているか
「もともと最初から頼もしかったですし、ひょうひょうと投げていくメンタルの部分もそうですし、もちろん野球のスキルに関してもそうですし、本当に(先取)点を取られたあとも冷静に対処していく(打順の)3巡目もしっかり粘って、さらにいい投球をしていくというのは、先発としては重要なポイントじゃないかと思うので、本当に頼もしいなと思って見ていました」
――歴史的な1日での重圧や感想は
「グラウンドでのインタビューでもいったんですけど、あまり打撃に関して緊張することないんですけど(自分自身が)まあ珍しく緊張しているなっていう感じは1打席目にあったので、四球だけはいらないなという感じで思い切り過ぎているなという感覚はあったんですけど、まあそれ以降の打席で冷静に対処していくことができた」
――日本でのプレーについては
「ちょっと緊張したんですけど、久々に。打席では緊張しない方なんですけど、久々に緊張して打席にいきました」
――いつもの雰囲気は違うものか
「日本独特の雰囲気というか、これだけお客さん入ってくれているのもそうですし、なんとか打たければいけないみたいな雰囲気はちょっとありましたけど、なんとかヒットを打ててよかったなと思います」
――投球の際は静寂する
「シーンとなるものちょっと気にはなりますけど、それでも打席には集中できていると思うので、あまりそこは気にならずにというか、自分のやることに対して、多少力みはありましたけど、集中できたかなと思います」
――手術した左肩の状態はどうか
「体の状態もいいですし、走ることもスライディングすることも怖さなくできていたので、今日勝って明日はもうちょっとリラックスしていけるのかなとは思っています」