【カブス10-5ホワイトソックス】シカゴ/レートフィールド、5月15日(日本時間16日)
今永は「(村上は)日本時代から変わらないですよ」と開幕から1カ月半をみている。
「米国で変わらないというのが一番すごい。僕は色々変えていますから。誠也とか、ムネとか彼らの中では(打撃フォームなど)色々変えているでしょうけど、僕からは何も変わっているように見えない。ただ自分のポテンシャルを出しているだけ。それが通用している。それが一番かっこいいと思うので、うらましいです」
今永の「変わらない」という印象は、村上はメジャーでもホームランバッターとして勝負している、ということだろう。日本時代と同じくパワーヒッターとして挑戦し、両リーグ3位タイの15本塁打。出塁率.368を誇るなど、優れた選球眼も発揮している。順調に進むメジャー適応。4月に本塁打を量産した姿は、春のサプライズだった。
今永は村上の活躍に「驚かないです」と即答した。しかし、続ける。
「本当に驚かないです。ただ、唯一驚くとしたら、こんなに早くメジャーの投手のタイミングの取り方にこんなに早く合わせられるんだという、その驚きはあります」
誰しも1年目は慣れるまでに時間がかかる。投手も野手もそれが、普通だ。村上自身も、すでにメジャーの投手、生活環境などに慣れた、とは感じていない。しかし、適応速度は「早い」と映っている。メジャー5年目を過ごす鈴木とて、時間がかかったタイプだ。
鈴木は公私ともに仲がいい。シカゴをホームにしているが、開幕後に食事をともにしたことは「一回もないです」という。カブスがホームで試合をするときは、ホワイトソックスは遠征。そして、その逆。「話さなくても、彼は大丈夫だと思う」。誠也は先輩として、アドバイスする必要を感じないほど、村上はたくましく、頼もしく新しい環境で戦っているように映っている。
「同じシカゴですけど、なかなかやっぱり会えない。もう少し会えるかなと思ったんですけど、案外会えないんだなって思ったん。久々に会えて僕もうれしかったですし、彼のそういう頑張りっていうのがやっぱり僕の刺激になる。すごくうれしかったですね」
シカゴの2球団は、カブスはダウンタウンの北側に位置するため「ノース・サイド」、ホワイトソックスは「サウス・サイド」という別名がある。両球団の対決は「クロスタウン・クラシック」として地元ファンが楽しみにする。第1戦は、3万8723人が集まった。鈴木の2安打1打点などの活躍でカブスが勝利。第2戦は、村上の反撃があるか。
