今永と誠也の活躍が日本球界の「明るい未来」に

March 15th, 2025

栄誉ある開幕投手を務めるカブスの今永昇太(31)はキャンプ中から、米球界の先輩たちへの敬意を示してきた。東京ドームで臨んだ公式会見でも、改めて先人への思いと自身の使命感を語った。

「非常に光栄な気持ちと同時にこれだけ注目されているということは、過去のMLBに挑戦されてきた先輩方の功績のおかげで僕と鈴木(誠也)選手がその上に立てていると思う。まずそこに対する感謝の気持ちと、その(米国でプレーする道を)作ってくれた台を僕たちがまたさらに分厚くできたらと思います」

鈴木誠也(30)はメジャー4年目で迎える母国での開幕戦。2004年にはヤンキースとデビルレイズ(現レイズ)の開幕第2戦で松井秀喜が右中間へホームランを放った試合を一塁側スタンドで現地観戦していた。投手と比べ、日本選手は野手がやや苦戦を強いられてきた過去があるが、鈴木には将来的に多くの選手に米国へ挑戦してほしい気持ちがある。

「今までの先輩方が積み上げてきてくれたことで今の僕たちがあると思うので、僕たちがしっかりお手本となって、これからもたくさんの日本選手がアメリカでやれるというところを夢見て、僕たちも今ここで頑張りたいと思いますし、ここが(日本選手活躍の)ピークにならないように、より先がもっと明るい未来が待っているようにしっかり頑張っていきたいです」

当時、小学生の誠也少年はまだ野球にのめり込む前だった。だが、ヤンキースの背番号55の勇姿は鮮明な記憶に残っている。時を経て、今度は自らが日本の野球界に「明るい未来」が訪れるよう懸命にプレーするつもりだ。

ドジャースとの開幕戦とともに、阪神と巨人とのプレシーズンマッチについて聞かれると鈴木はジョークっぽいが本音もチラリ。それがまた誠也らしくもある。

「日本でのチーム(広島カープ)はセ・リーグだったので、2チームともやってきたチームではある。またそういう選手たちと会えることも楽しみですし、少し重圧も、もちろんあるんですけど、打てなかったら、たぶんみなさんに叩かれると思うのでちょっと不安もあるんですけど、何とか結果を出していいシリーズにできれば」

巨人や阪神との2試合で再会する旧知の仲間たちは、きっと鈴木や今永の気分や気持ちにも好影響を与えるのではないだろうか。

今永は昨季のワールドシリーズ覇者、ドジャースに挑むコンディションとして「一番は健康体であるのが大事なので、心と体は両方とも充実しています」と頼もしいコメント。最強の相手を開幕2連戦で撃破できれば、カブスは2020年以来遠ざかるプレーオフ進出へ、大きな弾みがつくはずだ。