カブス・今永が故障者リストへ

May 6th, 2025

日本時間5月6日、前日のブリュワーズ戦でハムストリングを痛めて負傷交代したカブス・今永昇太が15日間の故障者リストに入った。ジェド・ホイヤー編成本部長は今永が復帰に15日以上要する可能性を示唆している。

今永は5日のブリュワーズ戦の6回、併殺完成のために一塁ベースカバーに走ったところ、左のハムストリングを負傷。途中降板を余儀なくされていた。今永は画像検査を受け、きょうチームドクターとの面談を持つ予定だという。

ホイヤー編成本部長は、特に怪我の種類と100%の状態で復帰するという目標を考慮すると、今永が15日間を超えて欠場する可能性がある示唆。「このような怪我の場合、最も重要なのは彼を復帰させ、残りのシーズンを健康に過ごすことだ」と、急ピッチで復帰させることはなさそうだ。

カブスは今永の代役をすぐには立てず、休養日を活用して当面は4人でローテーションを回していく予定だ。既に今永と並ぶローテーションの柱であるジャスティン・スティールを失い、ブルペンからベテランのコリン・レイを登用するなど、選択肢は限られつつある。

その中で注目の代役候補が、AAA級で好投中のケイド・ホートンだ。ホートンは2022年ドラフト1巡目(全体7位)で入団した23歳。今季はAAAで6先発(29イニング)を投げ、防御率1.24、奪三振率30.6%とポテンシャルを十分に発揮している。MLB公式のプロスペクトランキングでは球界46位に入るホートンは、11日のメッツ戦の先発候補の一人だ。

また、今永が故障者リスト入りしたのと同日、アストロズの主砲ヨーダン・アルバレスもIL入り。またメッツの救援左腕AJ・ミンターは広背筋の手術を受けて今季絶望が決定した。メッツは先日にも救援左腕ダニー・ヤングがトミー・ジョン手術を受けることが決まっており、立て続けにブルペンのピースを失うことになってしまった。