ダブルプレーを狙い、一塁へダッシュした。0−0の六回1死一、二塁。今永は、イエリチに狙い通りのゴロを打たせた。しかし、急激に痛みが走り、思わず顔を歪めた。一塁ベース付近で左太もも裏を左手で抑えるとベンチに合図を送り、カウンセル監督らが駆けつけた。今永は自力で三塁側ダッグアウトまで歩くが、左足を引きずるように歩を進めた。急きょ、リリーフしたメリーウェザーが2人の走者をかえし、今永には2失点が記録された。
「初めての(負傷)箇所なので、あしたチェックしなければ、何が起こっているのかちょっと分からない状態です」
試合後の会見は立って応じた。前回登板の4月29日のパイレーツ戦(ピッツバーグ)では、六回途中で両脚がけいれんし、降板していた。しかし、今回の負傷との因果関係は否定。「ピッツバーグのとき(痙攣を発症したの)は太ももの前(側)だったので、場所がまず違う。今は普通に歩けているので、自分としてはこれがどれだけひどい状態なのか、それとも軽いのか、(負傷箇所が)初めてのところなので分からないです」。戸惑いを隠せないまま、試合後は心境を明かした。さらに中4日の調整期間は順調に過ごしていただけに精神的なダメージもある。
「今週は体の状態がすごく良くて、今日の試合前の準備も、ものすごく良かったです。(体内の)水分量とか筋肉の状態もかなり良い状態で、この太ももの裏をケガする前兆は全くなかったので、自分としてはすごくショックでした」
五回までは3度の三者凡退など、好投。一回1死から連打を許すが、それ以降は安定したゲームメークだた。降板時点では0−0の投手戦を繰り広げてた。カウンセル監督はIL入りの可能性について「もっと詳しく検査をして、情報を集めてから判断する」と話したが、少なくとも通常通りの登板間隔で次回先発を迎えることは、難しそうだ。
チームは21勝14敗でナ・リーグ中地区の2位レッズに3ゲーム差をつけて、首位をキープしている。しかし、エース左腕の負傷は、2020年以来の地区優勝とプレーオフ進出を目指すチームにとって大きな懸念になる。今は、軽傷であることを祈るばかりだ。
