【カージナルス3-2カブス】セントルイス/ブッシュスタジアム、8月10日(日本時間11日)
今永は初回から2つのポップフライなどで三者凡退で終えると、二回には3者連続三振で立ち上がりから持ち味を発揮した。
しかし三回、先頭に安打を許すと、続く8番パヘスに先制2ランを浴びた。続く四回は立ち直り、直球で2三振、3アウト目はサードのマット・ショウの好プレーで奪い、三者凡退に。五、六回も3人で抑え、今永はリズムを取り戻した。
エースの好投に応えるべく、カブス打線も奮起した。五回、9番のショウが9号2ランを放って同点に。
23歳のショウは球宴後、リーグ3位の7本塁打を量産。新人ながら開幕スタメンに抜擢された前半戦は打率.198、OPS.556と適応に苦しんだが、後半戦は打率.328、OPS1.119と調子を上げている。カブスは今夏のトレードデッドラインでは弱点とされた三塁を補強しなかったが、ショウの覚醒によってその判断は正解に転じている。
2-2と同点で迎えた七回も今永は続投し、簡単に2死をとったが、安打そして盗塁を許すと、続くゴーマンに勝ち越しタイムリーを浴びた。
1点のビハインドを背負ったカブスは八回、2死から鈴木が四球で出塁し、2死一、三塁のチャンスを作る。しかし、カージナルスの3番手として投入されたジョジョ・ロメロがショートゴロで窮地を脱出。九回も4アウトセーブを狙うロメロに対して3人の走者を出したが、あと1点が遠く、2-3で接戦を落とした。
今季17度目の先発で、今永は6回2/3、3失点、4安打、今季最多の9三振、無四球と好投。しかし、七回に手痛い勝ち越しタイムリーを浴び、5敗目(8勝)を喫した。今季の防御率は3.19となっている。
鈴木は「2番・DH」でスタメン出場し、3打数1安打1四球。2度の出塁でチャンスメークしたが、得点にはつながらなかった。今季の打撃成績は打率.251、OPS.829となっている。
トレードデッドラインでは売り手に回り、今季に白旗を上げたはずのカージナルスに対し、カブスは1勝2敗で痛恨のシリーズ負け越し。地区首位ブルワーズは9連勝で、1日(同2日)時点で1ゲームだった差は今や6ゲームに広がった。この差を覆すには、18日(同19日)から本拠地での直接対決5連戦(18日にダブルヘッダー)で勝ち越すほかない。
今永の次回登板は16日のパイレーツ戦となる可能性が高い。ブルワーズとの天王山に登板するためには中4日で臨む必要があるが、今季は中4日の登板では防御率4.37と苦戦している(中5日では3.15、中6日では2.03)。ただ、打線の不調で停滞するチームを救うためには、エースの奮起は欠かせないだろう。