カブスの先発左腕、今永昇太が来週、セントルイスでのカージナルス戦でメジャー復帰する見込みだ。5月4日に左ハムストリングを痛めてからおよそ1カ月半。順調なリハビリ登板を経て、いよいよマウンドに戻ってくる。
20日(金)には3Aアイオワでナッシュビル相手にリハビリ登板に臨み、4回1/3を投げて無失点、8三振を奪う快投をみせた。球数は72球で、球速も88〜91マイル(約142〜146キロ)と本来の水準に近づいている。
「すべて順調だった。彼はしっかり準備できている。次の登板はメジャーになる」とクレイグ・カウンセル監督は復帰を明言した。
今永はすでにルーキーリーグで2度登板しており、今回は実戦強度の高い3Aでの最終テストで、33スイング中9個の空振りを奪い、また緩急やフォームの調整も行っていたという。
チームメートで右腕のジェイムソン・タイオンも、「IVY(球団の内部映像システム)」で今永の投球を確認。「ショウタの復帰は本当に楽しみ。いつも準備を怠らず、細部まで気を配る投手。最高のバージョンが戻ってくるはず」と声を弾ませた。
今永は今季、開幕から8試合に登板し、防御率2.82。昨年の華々しいデビューに続き、今季も安定した投球を披露していたが、ブルワーズ戦でベースカバーに走った際に左脚を負傷し、15日間のIL入りとなっていた。
復帰戦の登板日はまだ明かされていないが、3A登板から中4~5日とすれば、水曜または木曜のカージナルス戦が有力視される。
「投球内容だけでなく、フォームや球の軌道まで細かくチェックしていた。フォームにまで気を配れるというのは、それだけ体が万全という証拠だ」」と投手コーチのトミー・ホットヴィと太鼓判を押す。
メジャー2年目の左腕が、カブス投手陣の中心として戻ってくる日が近い。
