<カブス11X−10ドジャース>
リードを保ち、マウンドを降りたことが苦しむ投球で示した意地だった。今永は三塁側ダッグアウトに引き上げながら、スタンディング・オベーションを受けるが、首をひねり、納得のいかない表情。六回途中で自責点2は、本来なら上々の内容も試合後は、17安打した攻撃陣をたたえた。
「本当に素晴らしい打線だと思いますし、僕が点を取られても取り返してくれていたので、本当に心強い打線でした」
一回は先頭の大谷翔平(30)が三塁のエラーで出塁。その後、2死一、二塁でエドマンがセンターに8号3ランを放ち、先制を許した。しかし、その裏に無死二、三塁で鈴木がレフトオーバーの2点タイムリー二塁打を放つなど反撃。一挙、5得点を挙げて逆転した。だが、二回には2死からパヘスにレフトに3号ソロ、六回1死ではスミスにもレフトに運ばれ、3号ソロなどで失点した。
七回にリリーフ陣が5点を与え、7−10と再逆転を許したため、今永の3勝目の権利は消滅。しかし、八回に2点をかえし、9−10の九回2死でアマヤが起死回生となる同点の2号ソロ。試合後、今永は「このような劣勢に追い込まれても試合に勝つことは、今後こういう劣勢な試合になったときにきょうも勝てるかもしれない、という雰囲気が出ると思うのでこういう勝ち方は本当に素晴らしいと思います」と打線の奮起での劇的勝利を語った
無死走者二塁から始める延長十回、タイブレークではハップがこの日4安打目をライト前に弾き返して、両チーム合計26安打21得点の乱打戦を制した。
注目された大谷との対戦は、3打数無安打2三振に抑え、通算10打数ノーヒットに封じている。試合後は、米メディアからも質問が飛んだが、謙虚に返答した。
「彼のような素晴らしい選手とやるときは、打たれて当然だと、そういう気持ちで彼とは対戦している。そういう心の持ち方が、たまたまそういう結果になっている。たまたまが10回続いただけなので、これから10回対戦して、10安打、打たれるかもしれないですし、本当に小さな奇跡が10回続いただけです」
3時間26分のロングゲームを制したカブスはこれで、ドジャースとの今季対戦成績は3勝3敗。昨季のワールドシリーズ王者に互角の戦いを演じている。15勝10敗とし、ナ・リーグ中地区の首位をキープしている。
