<カブス2−6レンジャーズ>
「初回、失点はしたんですけど、なんとか四回まで試合は作れた。もう少しレベルの高い選手になるためには、5イニング目を2点に抑えて、6イニング目にマウンドに上がって6回を3失点でマウンドを終えることが一つレベルが上の投手だと思います」
一回1死でシーガーにレフトへ2号ソロで先制を許した。二回から四回は安定した投球で持ち直したが、五回に4失点。ハイムに3号2ランを打たれるなど5長短打された。この日はレフト方向へ風速6メートルの強風が吹いた。2本のオーバーフェンスはいずれも左方向へのフライ。先制弾のシーガーの一発は、まさに風に乗って左中間スタンドの最前列に届いたものだった。
「去年も何回か(打球に対して)追い風の試合はあった。そういうときにハードヒットでいいバレル(長打になりやすい打球角度)に入ってしまうと本来ホームランじゃない打球もホームランになってしまうという学びはあった。きょうも、もう少し(投球コースを)低いのか、高いのか投げ分けをすべきだったと思います」
ストライクゾーンの高めで勝負するいわゆるフライボールピッチャーの今永にとって、高めの投げミスはそのままホームランのリスクを高めてしまう。自責点5以上は、昨年6月21日のメッツ戦(シカゴ)で3回10失点して以来、19試合ぶり。自責点3以下を昨年の8月から、12試合連続で続けていた。それだけ安定していたが、この日はシカゴの風が今永に味方をしなかった。
また、ナ・リーグ中地区で首位をキープするチームに不安なニュースも入った。先発左腕スティールが左肘の炎症で15日間の負傷者リスト(IL)入り。先発ローテーションの軸を欠く厳しい状況で11日からは、ドジャースとパドレスの強豪と敵地で6連戦が待つ。
「みんなレベルの高い先発がそろっている。きょうは僕がミスを犯しましたけど、きっと誰かがカバーしてくれると思いますし、もし誰かがミスしてしまった時に、僕も誰かのミスをカバーできる、そんな先発陣だと思います」
今永は言い聞かせるように話した。そして、スティール不在の期間、先発投手の軸としての責任もコメントからにじんだ。
