【フェニックス(米アリゾナ州)3月29日(日本時間30日)】カブスの今永昇太投手(31)はダイヤモンドバックス戦に先発。7イニングで91球を投げ、3安打1失点、2四球、4三振の好投で今季初勝利を挙げた。試合はカブスが4−3で勝利した。「3番・DH」の鈴木誠也(30)は4打数無安打、3三振だった。
堂々たる立ち振る舞いに信頼感が宿る。マウンドではエースの風格が漂い始めた。4−1の七回。2死一塁でマッカーシーをレフトフライに打ち取った。今永はガッツポーズを作り、左拳を小刻みに握った。敵地にも関わらず、詰めかけたカブスファンから大きな拍手が降り注いだ。
「球数的にもしかして六回(で交代)かもしれない、と頭にありながら七回もマウンドに上げてもらった。カウンセル監督の僕にやってほしい意図を感じました。ここは4連戦なので、少しでも長いイニングを投げようという気持ちでマウンドにきょうは上がれて、(3月18日の)ドジャース戦から継続して、いい真っすぐが投げられたのはいいポイントだと思います」
3月18日、東京ドームで行われたドジャースとの開幕戦では4回ノーヒット、無失点の好投。開幕戦後には「直球に関してはものすごく自分の中で手応えがありました。これくらいの真っすぐ(の質)を最低ラインに保っていればいつでも自信を持って投げられるということは勉強になった」と話していた。打者が伸びを感じるような直球で落ち幅の少ない軌道。効果的で質の高い直球を投げるフォームの微調整が進んでいるようだ。
今季は11イニングで1失点と安定感は抜群だ。唯一の失点は、二回1死満塁から、一ゴロで生還を許したのみ。勝利への流れを作って、マウンドを譲った。カブスは九回に2点を返され、1点差とされたが、逃げ切りに成功した。
試合は今季からトレード加入したタッカーが1−1の五回1死で右中間スタンドへ移籍後1号を含む3安打2打点の活躍。メジャー1年目のショーが七回にメジャー初本塁打をレフトスタンドに運んだ。
今永の次回登板は、中5日で4月4日(日本時間5日)、シカゴでのホーム開幕戦(対パドレス)での先発が予定されている。2020年以来、5年ぶりのプレーオフ進出を目指すチームで今永の重要度は高まるばかり。昨季15勝3敗、防御率2.90と活躍した左腕は責任と期待を背負いながらメジャー2年目を送ることなりそうだ。
