【ブルージェイズ1-3ドジャース】トロント/ロジャースセンター、10月31日(日本時間11月1日)
ロジャースセンターでドジャースが勝利し、2025年のワールドシリーズ(WSはついに最終、第7戦へともつれ込むこととなった。ここでは、試合直後のトロントから、試合の振り返り、そしてあすの見どころを紹介する。
1 伝説的な最終日へ
正直に言えば、これほどのシリーズには第7戦がふさわしい。
この1週間、ドジャースとブルージェイズは一進一退の攻防を続けてきた。一歩も譲らない両チームによる今シリーズの最終戦は、間違いなく極上の一戦になるはずだ。
ドジャースは、大谷翔平(31)をどのように起用するかは不透明だが、先発かリリーフで登板することはほぼ間違いないだろう。
一方ブルージェイズは、マックス・シャーザーが先発予定。ベテラン右腕は2019年、ナショナルズ時代に、WS第7戦で先発を務めた。その後には、トレイ・イェサべージとシェーン・ビーバーがリリーフとして待機しているはずだ。
第7戦は総力戦。ドジャースが連覇を果たすのか、それともブルージェイズが32年ぶりの世界一をつかむのか。他の予定がある人は、今すぐキャンセルしたほうがいい。
2 ドジャースの投手プランが的中。次はどう動く?
山本由伸(27)が6回1失点の好投。しかし、今ポストシーズンでの好投を見てきたファンは「え、たった6回?」と思ったはずだ。
デーブ・ロバーツ監督は、レギュラーシーズンから不安定だった中継ぎ陣に最後の9アウトを託し、見事に機能した。七回をジャスティン・ロブレスキーが、八回を佐々木朗希(23)が、そして九回をタイラー・グラスノーが締め、劇的なダブルプレーで試合を終わらせた。
ただし、問題は第7戦だ。本来であれば先発予定だったグラスナウが九回のマウンドに上がり、佐々木も球数を使った(33球)。山本の登板は有り得るのか、大谷はどのような起用をされるのか。ロバーツ監督は、大きな選択を迫られている。
いずれにせよ、ドジャースにとってこれらの悩みは幸せなものだ。少なくともチームは、まだ戦いの舞台に立っているのだから。
3 スプリンガーは「いるだけ」ではない。
第6戦のスタメンに、ジョージ・スプリンガーの名前があることに驚いた人も多かっただろう。第3戦で、スイングした際に右脇腹を痛めて途中交代。その後の2試合を欠場し、もう出番はないだろうと思われていた。
だが、スプリンガーはタフだった。
打席では痛みをこらえながらスイングのたびに顔をしかめていたが、戦力であることを証明した。三回、カウント3-0から109.8マイル(約177キロ)の鋭い当たりでタイムリーを放ち、山本にこの日唯一の失点をつけた。
六回には、アウトになったものの98.6マイル(約159キロ)の強烈な打球を放ち、八回には佐々木から先頭打者ヒット。完全な体調ではないにせよ、想像以上に状態の良さを示した。勝負強い男が、ブルージェイズ打線に帰ってきた。

