スクーバル、”いつも通り”の圧巻ピッチでロイヤルズに完勝

完封リレーで2位との直接対決制し9.5ゲーム差に

August 31st, 2025

ロイヤルズ0-5タイガース】カンザスシティ/カウフマンスタジアム、8月31日(日本時間9月1日)

エースがまさにエースの役割を果たした。

ロイヤルズとのア・リーグ中地区1位・2位直接対決の3戦目。レギュラーシーズンもラスト1カ月となる中で、勝って優勝争いを有利に進めたいタイガースにとってこの日の勝利は大きな意味を持っていた。

そんなチームの期待にエースのタリック・スクーバルは “いつも通り”のピッチングで応えた。7回93球を投げて4安打無失点という隙のない投球を披露。三振こそ4つのみで、いつものような三振ショーとはならなかったが、12勝目を挙げ、防御率2.18(ア・リーグ1位)としている。

「野球は三振の数を競うゲームじゃない。もちろん三振が取れたら最高だ。でも、どのような方法でも相手を打ち取ることのほうが大事。相手は三振数が少ないチームだしね」

今季6イニング以上を無失点で投げたのは11度目で、デニー・マクレーンの球団記録を更新した。「そういった選手と名前を並べてもらえること、特にタイガースの歴史に名前を残すことができるのはいつだって光栄だよ」とスクーバルは語った。

ロイヤルズ先発のマイケル・ワカも4回まで、スクーバルに負けない好投を披露。しかし、五回に四球とヒットで1死一、三塁とすると、ジェイク・ロジャースのタイムリー三塁打でタイガースが2点を先制。その後もコルト・キース、グレイバー・トーレスにタイムリーが生まれ、タイガースは一挙4点を奪った。

もちろんスクーバルにとって4点のリードは十分すぎるほど。三回には三塁に走者を置いたが、98マイルの直球でビニー・パスカンティーノを三振に打ち取ると、続くサルバドール・ペレスを内野ゴロに打ち取った。

「1アウト以下でランナーが三塁にいるときに無失点で抑えるには、三振を取らないといけない。うちの打線は点をとってくれるから、1点を失ってもいいという気持ちではいたけど、無失点で抑えられて良かったね」

八回以降も、カイル・フィネガン、ラファエル・モンテロが無安打無失点の完璧な継投で、完封リレーを完結させた。

2勝1敗で勝ち越しに成功し、これでタイガースとロイヤルズは9.5ゲーム差に。仮にこの試合に負けていても7.5ゲーム差と、まだまだ余裕があったとはいえ、数字以上にこの勝利がもたらす余裕は大きい。サイ・ヤング賞候補の左腕は、こういった重要な試合で頼りになることを改めて証明した。

「サクラメントでの試合(アスレチックスにスイープ負け)から切り替えて学ぶことができて良かった。あのときはチームとして良い野球ができていなかったから、本来の姿を取り戻したいと思っていたし、それができたと思う」