野球では、試合の流れを変える一打やプレーをする選手を「ゲームチェンジャー」と表現する。
パドレスのフェルナンド・タティスJr.が、まさにそんな働きを見せた。
メッツとのシリーズ第2戦。タティスJr.は攻撃で先制ソロ本塁打を放つと、守備ではフランシスコ・リンドーアの満塁本塁打をフェンス際で強奪。さらに五回にはダメ押しの2ランも放ち、攻守で試合の流れを大きく左右した。
まず初回、先頭打者として打席に立ったタティスJr.は、メッツ先発ザック・ソーントンの91.1マイル(約147キロ)の速球を右翼スタンドへ運んだ。自身18本目となる先頭打者本塁打。パドレスにいきなり先制点をもたらした。
そして圧巻だったのが、二回の守備だ。パドレス先発左腕ロビー・レイが走者をため、2死満塁。ここでメッツの主砲リンドーアが放った打球が、右翼線方向へ高々と舞い上がった。
ファウルか、本塁打か。
タティスJr.は打球を追って右翼フェンス際まで一直線。右翼角の330フィート(約101メートル)の表示付近まで走ると、フェンスを越えそうな打球に合わせてジャンプした。帽子を飛ばしながらグラブをフェンスの向こう側へ伸ばし、見事にキャッチ。満塁本塁打を阻止するスーパーキャッチに、球場も騒然となった。
MLBの最新ニュースを見逃さない!
- 【毎週日本時間金曜配信】日本語版ニュースレターに登録
- 【自分のスタイルでMLBを楽しむ】日本語公式アプリをダウンロード
- 【2026年より開設!】MLB Japan公式Youtubeチャンネル
捕球したタティスJr.は一瞬立ち止まり、何が起きたのかを確かめるような表情を見せた。ボールをグラブから右手に移して捕球をアピールすると、マウンドのレイもグラブを頭にかぶせ、両手を上げてそのプレーを称えた。4点を失いかけた場面で、タティスJr.のプレーが試合の流れを変えた。
右翼手として2度のプラチナ・グラブ賞を獲得しているタティスJr.は、これまでも数々の本塁打キャッチを披露してきたが、そのキャリアを代表するキャッチだった。
先制ソロの後、両チームにゼロが並く試合展開で、五回に無死一塁から91.1マイル(約147キロ)の球を右中間へ叩き込んだ。この日2本目となる本塁打。1試合2本塁打は今季2度目、自身14度目となった。
先制ソロから、相手の4点を奪い取る超美技。さらにダメ押しの2ランと、タティスJr.が、バットとグラブでパドレスを牽引した。