侍ジャパン、マイアミで初練習、準々決勝はベネズエラと初対決

5:50 AM UTC

ワールドベースボールクラシック(WBC)、日本(プールC1位)の準々決勝(14日=日本時間15日午前10時)の相手は、ベネズエラに決まった。プールDはドミニカ共和国が1位通過し、韓国(プールC2位)と対戦する。

日本は11日(日本時間12日)、フロリダ州マイアミで初練習。州内にある大学のフィールドで野手陣が軽めの調整を行った。大谷翔平(31、ドジャース)、鈴木誠也(31、カブス)、吉田正尚(32、レッドソックス)、村上宗隆(26、ホワイトソックス)、岡本和真(29、ブルージェイズ)らが参加した。源田(西武)、牧原(ソフトバンク)、佐藤輝、森下(ともに阪神)と投手陣は姿を見せなかった。

序盤は激しい打撃戦、点の取り合いとなったベネズエラvs. ドミニカ共和国。中南米の二大野球大国はライバル対決にふさわしい好ゲームを展開した。ドミニカ共和国はソト、マルテ、タティスJr.、ゲレーロJr.らスター選手が本塁打を放つなど破壊力をみせつけた。一方、ベネズエラも中盤以降は失点を防ぎ、最終回に無死満塁から2点差まで詰めたが、及ばなかった。

試合後、ベネズエラのロペス監督は日本戦に向けて、会見場で以下のように問われた。

質問「日本はどれくらい強敵に感じますか? 日本はプールで4戦全勝で多くのホームランを打って、大会での実績もあります」

ロペス監督「チャンピオンになりたいなら、強いチームに勝たなければなりません。彼ら(日本代表)が有利と言われているなら、私たちはそれに備えるだけです。私はコーチを信頼しています。選手たちも信頼しています。パニックはありません。ただ準備するだけです」

侍ジャパンは、6度目の大会で初めてベネズエラと対戦する。試合会場となるマイアミは、中南米系の移民が多く、いわばベネズエラのホームと化す見込みだ。日本にとっては、完全アウェーで厳しい対戦が待つ。

日本は左右の大砲が復調気配だ。村上は1次ラウンドで打率.200(15打数3安打)だったが、フリー打撃では5スイング連続でオーバーフェンスを放つなど快音を響かせた。井端監督は「岡本選手、村上選手は非常に良かった。(村上は)昨日の1本(チェコ戦での満塁本塁打)で変わったのか、キャンプも含めてこういうところ(米国内)でやっていたので逆に合っていたのか。明日、明後日を楽しみ」と上昇を感じ取った。岡本は同打率.133(15打数2安打)と低迷。フリー打撃では村上と同組で広角に打ち分けた。

ドミニカ共和国に敗れたベネズエラ。試合後、クラブハウスの外で取材を待つ日本メディアを見つけると往年の名選手が「君たちは、日本だね?! 土曜日、また土曜日に会おう!」と声をかけ、立ち去った。タイガースなどでメジャー21年のキャリアで通算3174安打のミゲール・カブレラ打撃コーチだ。過去には、塁上で日本選手と積極的にコミュニケーションを取るなど親日派のカブレラコーチは日本戦を心待ちにしちえるようだった。

なお、試合後会見でベネズエラのロペス監督はレンジャー・スアレス投手(30、レッドソックス)が準々決勝に先発すると公表。メジャー通算53勝左腕で常勝のフィリーズをここ5シーズンに渡り支えてきた主力投手だ。決してパワーピッチャーではないが、6球種をバランスよく制球する打たせて取るタイプ。平均打球速度86.5マイル(約139キロ)はMLBで上位5%、ハードヒット(打球初速95マイル=約153キロ)以上の割合31.1%は同上位2%、バレル率(長打になる打球速度と角度)5.5%は上位11%の好成績だった。

負ければ、敗退の一発勝負が続く。準々決勝は14日(日本時間15日午前10時)にプレーボールだ。