【レイズ3-9タイガース】 タンパ/スタインブレナーフィールド、6月22日(日本時間23日)
勝負強い打撃、粘り強い投球、そして堅実な守備。3連敗を止めたタイガースの戦いには、勝利のレシピが詰まっていた。
勝利を決定づけたのは3-1とリードして迎えた九回の攻防。タイガースはスペンサー・トーケルソンとウェンシール・ペレスの適時打に続き、パーカー・メドーズの2号3ラン、ザック・マッキンストリーの犠牲フライで6点を奪い、レイズを突き放した。その後、突然の雨で試合は18分中断され、裏の攻撃でレイズが2点を返すも反撃はそれまでとなった。
これで、49勝30敗で50勝に王手をかけたチームのパフォーマンスには、A.J.ヒンチ監督も満足げだ。
「しっかりと切り替えて良い戦いができている。投手力もあって、守備も安定しているし、相手先発にもしっかり対抗できている。27アウトまでは必ず戦い抜くよ。6月までの勝ち数を目標にしているわけでも、称賛を求めているわけでもない。切り替えて次のシリーズに臨むだけさ。このチームが大好きな理由はたくさんあるけど、その一つは、毎日しっかり戦う姿勢だよ」
二回に1点を先制したタイガースは、四回に追いつかれるも、七回にペレスの6号2ランで勝ち越しに成功した。
先発のケイシー・マイズは、六回の先頭打者ジュニア・カミネロに安打を許した直後、右足のけいれんにより降板。40℃に感じられるほどの酷暑の中で、80球を投げたマイズは続投の意志を伝えたが、ヒンチ監督は「この暑さの中で、ちょうど打順も厳しいところだった。もともと今回は短い(イニングの)予定だったから、早めに降板させた」と判断を明かした。
結局マイズは、5回1/3を投げて6安打、5三振で無四球無失点。試合後は「まだ投げられたかもしれないけど、結果的にはこれが正しかった。レイズはシリーズ前半で打線が当たっていたので、抑えることができて勝利につながってよかった」とコメントした。
好投を見せた右腕は、打線の援護を称賛。特に、4打数3安打、2二塁打を記録し、守備でも素晴らしいプレーを連発したライリー・グリーンに言及した。
ヒンチ監督もそれに続いた。「打撃だけでなくて守備も素晴らしい選手だ。フロリダの夏は雨が降って暑いけど、グリーンは休むことなく出場している。打てない日が続いてるなと感じるのも、毎日プレーしているからだ。しかも、そんな時でも、他の選手より良い成績だったりする」
グリーンはフロリダ出身で、この日は両親の前でプレー。レイズとの3試合で10打数6安打、2本塁打、2二塁打、4打点、出塁率.625をマークし、シリーズ単位では自己最高の打率.600をマークした。
「両親の前で活躍できて本当にうれしい。雨やダブルヘッダーなど色々あったけど、結局のところ勝つことが大事。今日は大きな勝利だ」