積極走塁で延長逆転劇、ガーディアンズをスイープ

先発のスクーバルは7回無失点10三振

July 6th, 2025

ガーディアンズ2-7タイガース】クリーブランド/プログレッシブ・フィールド、7月6日(日本時間7日)

終盤での怒涛の逆転劇でタイガースがガーディアンズにスイープを達成。「素晴らしく、そして劇的な勝利だった」とA.J.ヒンチ監督は振り返った。

先発のタリク・スクーバルは昨年のア・リーグ地区シリーズ以来のガーディアンズとの対戦。7回無失点10三振の好投を見せ、相手先発のギャビン・ウィリアムズ(6回1安打無失点)と投手戦を繰り広げた。

両チーム合わせて2戦4得点と、ロースコアの試合が続いていたこのカード。八回にホームチームが先制し、このまま勝利をつかむかと思われたが、タイガースがクローザーのエマニュエル・クラセを攻略した。

先頭のスペンサー・トーケルソンが死球で出塁すると、ザック・マッキンストリーを代走で起用し、走塁で仕掛ける。

「クラセは最初の打席で投球動作に時間をかけていたから、Z-Mac(マッキンストリー)を入れたらモーションを変えると思っていた。脚を上げたら盗塁を狙うし、クイックならタイミングを乱せるかもしれない。Z-Macは本当に脅威だよ」とヒンチ監督は語った

狙い通り、クラセが足を高く上げた隙に、マッキンストリーは二塁へ。一度はアウトの判定となるも、タイガースのチャレンジでのリプレー検証により判定は覆った。

「投球動作が大きくてゴーサインが出ていれば、行っていいというのが僕たちのルールなんだ」とマッキンストリーは語った。

ディングラーのゴロでマッキンストリーは三塁へ。クラセはパーカー・メドウズを追い込み、ホームの観客は勝利を期待し立ち上がったが、マッキンストリーはリードを広げ、ワンバウンドの球を待っていた。

「(三塁の)ホセ・ラミレスがベースからかなり離れていたから、大きくリードを取れた。僕が待っていたのはそれ。ワンバウンドのスライダーか、強いカットボールが来ると予想してたら、その通りになった。準備できていたよ」とマッキンストリーは語った。

決して派手なワイルドピッチではなかったが、見事な準備で見事に本塁を奪い、試合を振り出しに。0安打で1点を奪い、延長戦へとつなげた。

延長では、これまで苦戦していたケイド・スミス(通算12打数1安打、2四球、8三振)を打ち崩し一挙5得点。シリーズを通して静かだった打線が最後の最後に爆発した。

無死一、三塁の場面で、トレイ・スウィーニーが高めの速球を捉え、逆転の3ランをマーク。スタットキャストによれば、速球を本塁打にしたのはメジャーキャリアでこれが初めて。「いつもより早めにスイングを始めて、コンパクトに振ろうとしていた。過去には何度も速球で押し込まれていたからね」と本人は振り返る。

試合を締めくくったのは、オールスターに選出されたライリー・グリーン。22号2ランで試合を決定づけた。タイガースの選手でチーム91試合消化時点で22本塁打以上は、2015年のJ.D.マルティネス(26本)以来で、24歳でのオールスター前の22本到達は、1935年のハンク・グリーンバーグ以来最年少となった。

敵地クリーブランドでのスイープは2015年以来、約10年ぶり。アウェイ6連戦を4勝2敗で終え、ア・リーグ中地区で2位ツインズにMLB最大の地区内リードである13.5ゲーム差をつけている。