【一問一答】菅野、侍ジャパン合流へ「毎日、噛み締めて過ごしたい」

5:43 AM UTC

ロッキーズの菅野智之(36)は16日(日本時間17日)、アリゾナ州スコッツデールでの春季キャンプで初のライブBP(実戦形式の投球練習)に臨んだ。打者6人を想定して、21球。1四球、1三振、4度の内野ゴロで安打性の打球を許さなかった。最速は91マイル(約146キロ)だった。菅野は就労ビザの更新のため、この日でアリゾナでのキャンプを打ち上げた。17日(同18日)に帰国し、近日中にワールドベースボールクラシック(以下、WBC)の日本代表、侍ジャパンの宮崎合宿に合流する。日米のメディアに対応した主な一問一答は以下の通り。

<米メディア>

――投げた感触や球速などの手応えはどうだったか

「最初のバッターは久しぶりの実戦ということで、ちょっと感覚がつかめなかったですけど、2人目以降はある程度戻ったかなと思います」

――コーチ陣と左打者に対してカウント有利に進めることを重視しようという話があったと思うが、何か取り組んでいることは

「とにかくもうストライク先行で、どんどんストライクゾーンで勝負するというのは意識してやっています」

――WBCに向けて日本に行くが、例年より早く準備をしているか

「いや、僕はもう12月の中旬から毎年(自主トレを)やっているので、特別新しいことはしてないですし、順調にここまで来てるので、あとはちょっとずつ上げていくだけ、調子を上げていくだけだと思います」

――日本での数々の功績がある上で今シーズン、ロッキーズでピッチングをする気持ちは

「いや、もう日本でのことは日本でのことなので、そういう実績は日本に置いてきた。まずはこっちでしっかり結果を残すことだけ考えてやっています」

――大谷と今シーズンは同じ地区で対戦が増えるが、どう対策を

「対策はまだ今のところ考えてないですけど、去年は2本、ホームラン打たれたので、なんとか自分も同じプロとしてやり返す姿というのは見せられればいいと思います」

――初めてのライブBP登板、ブルペンに入らずそのままマウンドに向かった。新しい試みか

「いや、もうマウンドで何球か投げられたのであれで大丈夫です」

――打者に対してはどのようなアプローチで臨んだか

「やっぱり対左バッター(対策)をテーマにこのオフシーズンやってきましたし、ロッキーズからも左バッターに対してどういうふうにアタックしていくか、と言われている。今日も左をちょっと並べてきて(6打者中4人)、どういうふうにしていくかというのはこれから試合で投げながらやっていくとは思うんですけど自分なりにもうちょっとこういうふうにしたらいいのにな、よかったなっていうのは、昨シーズン戦ってて思うところはあるので、そういうものをちょっと時間かけてやっていければいいのかなと思ってます」

――合流して約1週間、ロッキーズというチームはどのように見えているか

「バッターは本当に生きのいい若いバッターがいっぱい、いる。本当にメジャーリーグは何が起きるかわからない。いい方向に向けば、去年とは違った結果が出るんじゃないかなと僕は信じてます」

――明日(2月17日)日本に戻る。少し代表に早く入る意図は

「いや、もうルール的に今日までしか練習できない。ビザが僕はまだないので。っていうだけです」

――21球の満足度は

「うーん、まあ、こんなもんじゃないですか。別に良かったなとも思わないし、なんか特別何か悪かったなって気持ちもない。今日はバッターに対して、しっかり投げ込むとだけを意識してやっている。また次以降の実戦で、今日出た反省をしっかり一つひとつ潰して、WBCの本戦に向かえればいい」

――遠投から、ブルペン投球をせずいきなりマウンドに向かう準備は普段はやらないこと

「いや、あんなもんすよ、大体。いろんなことやっても変わらない」

――投手はルーティンを大事にするものでは

「いや、なんかまあ、大事…僕はあんまそんなにないですね。室内でいろいろ(準備運動を)やってきている。あとはもう軽く動いて遠投やってマウンド立って投げれば勝手に感覚が出てくる」

――今後のオープン戦とかシーズンインとかに向けた試みにもなるのか

「それはさすがにないです(笑)。練習というか、いや本当はそのブルペンで投げて、いくはずだったんですけど、ブルペンを誰か使うからなんか向こうのマウンドでもいい? って言われて。全球種2球ずつ投げれば平気かなと思って。あとは投げながらやっていけばいいかなと」

――シーズン中の省エネのヒントになるものがあったのかと

「じゃあ、そう書いといてください(笑)」

――日本に帰ったら一回リセットする

「どうですかね…一瞬は休むかもしれないですけど、今日も気持ちよく投げられたので、ある程度は大丈夫なのかなって気はしますけど、ちょっと寒さも心配。休みすぎるとやっぱり、ちょっと(体が)固まっちゃう感じもする。いい塩梅でそこは経験を生かしながら、宮崎に向かえればいいかなと思います」

――左打者にはツーシームを投げた

「インサイドには、ツーシームとカットですね。あれも使っていくと思いますし、キャッチャーのグッドマンと初めて実戦で組みましたけど彼もビデオをみて、いろいろ研究してくれていると思うので、ああいうリードしてくれたのかな、って思います」

――内角にツーシームとカットボールを内角に出し入れする配球

「そういうのは、去年はあまりなかったので」

――侍ジャパンに加わって、どういう役割というのを自覚して臨むか

「もちろん頼ってもらえるのはありがたいですけど、一番は本当に何度も言うように試合で結果を残すことなので、試合でゼロに抑えることを期待されて僕は選んでもらったと思っている。プラスアルファで何か自分が力になることがあればなりたいですし、聞かれれば答えられる範囲で答えたいですし、それ以上のことは自分は考えてないです」

――前回出場した時(2017年)と心境は違うか

「うーん…もう覚えてないっす。覚えてないですけど、本当に自分の中ではこう特別な大会になると思う。しっかり一日一日大切に。とはいえ、まだまだ学ぶ身ではあると思うのでいろんな若い選手からも学ぶこともあると思いますし、そういう姿勢で臨みたいです」

――「自分の中で特別」という意味は

「おそらく(日本代表に選出されるのは)最後でしょうしね。まさか自分がね、こうやってもう一回、日本代表のユニフォームを着られる日が来るなんて思っていなかったですし、それだけにやっぱり、毎日噛み締めて過ごしたいなと思っています」