「究極のプロフェッショナル」ロッキーズ菅野智之が体調不良と走者を背負う展開を切り抜け、節目の日米通算150勝目

May 17th, 2026

ダイヤモンドバックス2−4ロッキーズ】デンバー/クアーズフィールド、5月16日(日本時間17日)

菅野智之(36)は、大きな節目となる記録を目指す直近の2試合の先発登板では白星から遠ざかっていた。

苦しい2試合の先発が続いていた流れに加え、試合前のインフルエンザのような激しい症状を安定した投球で跳ね返した。日本プロ野球とメジャーリーグでの通算150勝目となる記念すべき白星を挙げ、勝利に導いた。ダイヤモンドバックスとの対戦成績をタイに戻した。

クラブハウスでは、チームメートがこの偉大な記録達成を共に祝い、ロッキーズの先発ローテーションを支える柱として貢献してきた右腕を称えた。

菅野はマウンドに上がった5イニングで毎回、走者を背負う投球だったが、7安打2四球1死球1三振で2失点で責任投球回を投げ切った。

「走者を背負う展開だった」とウォーレン・シェーファー監督は苦しんだ内容を認めた。「トモは今日、持てる力をすべて出し切ってくれた。試合前は体調不良と戦っており、登板できるかどうかも分からなかったが、5回をしっかり投げて勝利をもたらしてくれた。今日はすべてを捧げてくれた」と感謝した。

菅野は個人の記録達成を控えめに語り、体調不良を言い訳にしたくないと強調した。

巨人で12シーズン、オリオールズで1シーズンプレーした後、2月にロッキーズと契約した。150勝目を挙げる前日、日本でのキャリアで最も誇りに思う経験について語っていた。

菅野のベテランとしての存在感は、ロッキーズの若い投手陣の成長に一役買っており、若手たちは熱心に敬意を表していた。

菅野のこれまでの実績に刻まれた新たな勲章について、シェーファー監督は「素晴らしい」と語った。「私たちはそれを日々、目の当たりにしている。登板するしないにかかわらず、究極のプロフェッショナルだ。長年、高いレベルでプレーし続けてきたことがよく分かる。今日、クラブハウスで150勝目を祝い、チームとして祝福している。ふさわしい、偉大な節目だ」とたたえた。

ロッキーズのクラブハウスで長きにわたりチームを支えるリーダーであり、菅野より5歳若いアントニオ・センザテラ(31)のような選手が、メジャー2年目の「ベテラン」を模範として仰いでいることからも、菅野の存在の大きさがうかがえる。

センザテラは菅野の150勝目について「本当に大きなことだ」と語った。「日本で屈指の投手の一人であり、ここクアーズフィールドでも実に見事なパフォーマンスを披露している。素晴らしい人間性で、本当に良い人だ。大好きな存在だし、心からうれしく思う」と喜んだ。

ロッキーズは一回と二回のいずれも3者連続安打。一回に2点を先制、二回にも1点を追加して、その後もリードを一度も譲らなかった。

ダイヤモンドバックスは二回、ルルデス・グリエルJr.のホームスチールを含む重盗を成功させて1点を返した。ダイヤモンドバックスの2点目は、菅野の最終回となった五回、1死からの連続二塁打によるものだった。

ロッキーズは八回、満塁でブランディン・ガルシアがミッキー・モニアックに死球を与え、1点を追加した。

九回はセンザテラが締めくくり、3度目の機会で3セーブ目を挙げた。キャリア最初の9年間を先発投手として過ごした右腕は、今季リリーフとして13試合に登板し、3勝0敗、防御率1.27(28回1/3を投げ、自責点4)、8四球、25三振、WHIP0.81を記録している。

「初めて抑えを務めた試合はニューヨークだった。照明が激しく動く演出に身を置いた時は、本当に興奮した!」とセンザテラは新たに任された役割への愛着を語った。「私にとって新鮮な経験だ。全く予想していなかったが、鼓動が速くなる。気に入っている」とやりがいを感じている。

フアン・メヒアとジェーデン・ヒルが先発から抑えへの継投を務め、ロッキーズのリリーフ陣は合わせて4回を無失点に抑え、ダイヤモンドバックスとのカード勝ち越しに向かう。