菅野智之、自身の描かれたマンホールを「必ず見に行く」

6月29日(日)に神奈川県相模原市に設置予定

June 24th, 2025

MLBは大舞台で活躍する12名の日本人選手たちを讃え、オリジナルデザインのマンホールカバーを日本全国で展開している。6月16日(月)の岩手県出身選手を皮切りに選手たちに縁のある場所に設置される。この12種類のマンホールカバーは、それぞれ異なるアーティストによってデザインされ、選手一人ひとりの「物語」や「個性」が表現されている。

今季メジャーに挑戦した菅野智之(35)のマンホールカバーは、12選手の中で一番最後の6月29日(日)に神奈川県相模原市に設置される。

「(デザインを)見ました見ました。僕の背景をいろいろと想像して描いてくださったのだなと思いました」と菅野は笑顔で話し、「自分のマンホールカバーがある人は多分いないと思うのですごく光栄なことですし、うれしいですね。レプリカもいただけると聞いているので楽しみです」と続けた。

菅野のカバーを担当したのはイラストレーターの宮岡瑞稀さんで、オリオールズのチームカラーのオレンジをベースに、幼いころに父親と一所懸命に練習する姿が鮮やかに描かれている。

菅野は読売ジャイアンツの監督も務めた原辰徳氏、東海大相模原高校、東海大で指導をしていた原貢氏を祖父に持ち、熱心な父親の指導を受けてきたが、子供の頃から野球に打ち込み、読売ジャイアンツに入団、そして今季からメジャーという大きな舞台に立った『菅野智之の物語』をその一枚から読み取ることができる。

各選手のマンホールカバーの横にはQRコードを読み込むと、AR動画で選手たちの「唯一無二」のストーリーを見ることができる。

「地元に帰ったら絶対に見に行きたいですね。どこに設置されるんでしょうね。高校かな。高校じゃなかったら、駅前だと家から近いのでうれしいです。必ず見に行って、写真撮りますよ」と楽しそうに話す。

マンホールは街の中に一般のマンホールと同様に設置されるため、気づかない人に踏まれることもあるかもしれないが、「いや、もう、道にあるものなので踏んでくれて大丈夫です。じゃんじゃん踏んじゃってください」と大らかさもみせる。。

とはいえ、地元のヒーローのマンホールカバーは(なるべく)踏まれることなく、長く愛されることを願いたい。