菅野が5回自責点ゼロの好投、オリオールズはサヨナラ勝利

吉田正尚は菅野からの2三振含む3三振

August 20th, 2025

レッドソックス3-4オリオールズ】ボストン/フェンウェイパーク、8月19日(日本時間20日)

オリオールズの菅野智之(35)がレッドソックス戦に先発。5回1失点(自責点0)と好投し、勝利投手の権利を持って降板したが、九回に味方が同点に追いつかれたことで11勝目は逃した。試合は延長11回に注目の新人サミュエル・バサヨが決勝点の打点を挙げ、オリオールズが4-3で勝利した。

菅野は初回、2安打で2死一、二塁のピンチを背負ったが、吉田正尚をスプリットで空振り三振に打ち取って無失点。二回も先頭に安打を許したが、この日の捕手アレックス・ジャクソンの盗塁阻止もあり、3人で攻撃を終了させた。

三回も安打と失策、そして進塁打で2死一、三塁のピンチが訪れた。菅野は大きくリードを取る三塁走者に対して3回プレートを外すと、これがボークとなって先制点を許してしまった。2023年に導入されたピッチクロック関連の新ルールでは、投手は2度まで自由に牽制できるものの、3度目の牽制では走者をアウトにできなければボークが宣告される。プレッシャーをかけた三塁走者によって、レッドソックスは1-0と先制した。

その後、菅野は立ち直り、四回と五回は無失点。5回85球で降板し、1失点(自責点0)、3三振、5安打の好投を見せた。今季の防御率は6月以降初めて3点台に回復し、3.97となっている。

味方打線は五回に3得点を奪って逆転に成功。菅野からボールを受け継いだブルペン陣も無失点リレーでつないだが、九回を託されたヤラミル・ヒラルドが誤算だった。レッドソックスに加入して2試合目のナサニエル・ロウの移籍後初アーチを浴び、3-3の同点に追いつかれてしまった。

オリオールズは同点の十回も満塁のピンチをしのぎ、11回は1死三塁と勝ち越しのチャンスを作った。この場面でデビュー3戦目の有望株バサヨが代打で登場。バサヨはボテボテのキャッチャーゴロだったが、その間に三塁走者が生還して4-3と勝ち越し。これが決勝点となり、オリオールズが勝利した。

菅野は直近7先発で負けなしの4勝、防御率2.84と絶好調。試合後の地元メディアの取材に対し、この成績改善の理由を「上手くいかない原因を追求し、その課題と向き合って、色々な人の力を借りて克服できた」と語った。

さらに菅野のみならず、チームも6月以降は大きく調子を上げている。その要因を問われ、「生え抜きのガナー(・ヘンダーソン)であったり、ジャッキー(ジャクソン・ホリデイ)、そしてアドリー(・ラッチマン)のような選手が自覚を持って、プレー以外の面でもリーダーシップを取ろうとしているように見える。それが良い結果につながっていると思う」とコメントした。