【ロッキーズ1-6ヤンキース】ニューヨーク/ヤンキースタジアム、9月9日(日本時間10日)
ロッキーズの菅野智之(36)が先発し、6回99球を投げて4安打5失点、3四球、5三振で9敗目(12勝)を喫した。二回に94.9マイル(約153キロ)のシンカーを右翼中間へ運ばれて先制ソロを許し、三回2死満塁ではジョージ・ロンバードJr.(21)に86.6マイル(約139キロ)のスライダーを右翼席へ運ばれた。5失点した一方、満塁本塁打後は打者10人を連続で退け、六回まで投げ切った。
「調子自体は良かったですし、ただフォアボールが絡んでの失点になっている。特に三回。あそこはしっかり反省しないといけないなと思います」
大量失点につながったイニングを悔やんだが、試合中に相手打線への攻め方を修正した。初回以降、ヤンキース打線がスプリットを含む低めの変化球を見極めていると察知。低めのフォーシームをストライクゾーンに投げる配球に切り替えた。制球力がなせる技だった。
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「ストライク先行もできてましたし、フォーシームも低めを(ストライクゾーンに)通すことができました」
菅野は7月18日に負傷者リストから復帰すると同18日、24日、31日と3登板連続で勝利投手となり、この3試合は計18回1/3で自責点6、防御率2.95と好投。8月11日のダイヤモンドバックス戦でも6回2失点で12勝目を挙げた。ロッキーズでは2021年に12勝したヘルマン・マルケス以来となる勝利数で低迷するチームの先発陣を支えてきた。
ただし、12勝目以降は白星から遠ざかっている。8月17日からこの日まで5先発で0勝4敗、防御率9.38と苦戦。24回で36安打、自責点25、5本塁打を許した。一方、9月2日のオリオールズ戦は6回3失点、今回は2被弾を含むが、4安打。直近2登板は計12回を投げており、内容には変化も出ている。
5失点は2本塁打がすべてを占めた。満塁弾について菅野は「球種の選択を間違えたと思います」と明確に反省した。その後は走者を一人も許さず立て直したが、本人は六回まで投げた事実を評価材料にはしなかった。
「長いイニングを投げるのが先発の仕事じゃないですし、やっぱり0点で5イニング投げていた方がいいと思う」
シーズン終盤へ向けて残された先発機会は限られる。
「きょうみたいなピッチングをしないように頑張ります」
12勝を積み上げてきた右腕の自己評価は厳しい。ロッキーズのポストシーズン進出は絶望的。ただ、マウンドに上がる以上、勝利のために投げる。そして、菅野は自分の価値を示し、来季以降もメジャーで投げるための勝負に挑む。
