エンゼルスとのシリーズ第2戦で、大谷翔平がメジャーキャリア初のトリプルプレーを経験した。六回に大谷のライナー性の当たりを遊撃手のザック・ネトが捕球すると、二塁を踏み、軽やかに一塁へ送球して、飛び出していたダルトン・ラッシングにタッチアウトして、トリプルプレーが完成した。
まさかのプレーに大谷は唖然とした表情を、古巣エンゼルスでチームメイトだったネトはしてやったりの表情を見せた。
2000年以降のトリプルプレーの達成数はわずか95回で、単純計算すると年間平均3〜4回になる。レギュラーシーズンの試合数は2430から考えると、確率の低さが分かる。ちなみに今季はエンゼルス対ドジャース戦で3つ目になり、2024年、2023年は2つずつ。2000年以降のシーズン最多は2016年の7つになっている。
今季1つ目は4月5日のロッキーズ対アスレチックス戦の二回1死一、二塁でウィルソンのゴロを三塁手ライアン・マクマーンが捕球して三塁を踏むと、二塁手のカイル・ファーマーに送球。ファーマーから一塁のマイケル・トーリアに渡り、「5-4-3」で達成した。最後のアウトをとった一塁のトーリアの「トリプルプレー!?」という表情がとてもいい。
2つ目は4月25日のナショナルズ対メッツ戦の四回に一塁のナサニエル・ロウから遊撃CJ・エイブラムス、そして再びロウへの「3-6-3」で完成した。
ちなみに2000年以降で同一シーズンに3回、トリプルプレーを達成したのは2016年のホワイトソックスと2021年のヤンキースだ。
2016年ホワイトソックス
- 4月22日 レンジャーズ戦(9-3-2-6-2-5)
- 5月18日 アストロズ戦(5-4-3)
- 7月8日 ブレーブス戦(6-6-3)
2021年ヤンキース
- 5月21日 ホワイトソックス戦(5-4-3)
- 6月17日 ブルージェイズ戦(1-3-6-2-5-6)
- 6月20日 アストロズ戦(5-4-3)
「4-4-4」「6-6-6」などで一人の選手がトリプルプレーを達成したのは、1900年以降15回。どんなプレーか想像しにくいと思ったので、2009年8月23日のメッツ戦でフィリーズの二塁手エリック・ブラントレットが達成したトリプルプレーを紹介したい。