今夏のトレードデッドラインでは10人の選手を放出し、今オフもさらなる解体を予想されていたツインズ。先発右腕ジョー・ライアン、パブロ・ロペス、そして生え抜きスター外野手のバイロン・バクストンは有力なトレード候補と取り沙汰されていたが、放出の可能性は低いかもしれない。
ジ・アスレチック(有料記事)のケン・ローゼンタール記者によれば、ツインズはバクストン、ライアン、ロペスの3選手を今冬にトレードする予定はないという。むしろ、2026年に向け、これらの主力選手を中心にチームを構築したいと考えているようだ。
「ライアン、バクストン、ロペスに興味を示すライバル球団は、常にトップレベルの選手を狙っているだけに、今後も彼らの獲得へ圧力をかけ続けるのは確実だ。ツインズとしても、そうした立場にあるクラブとして当然、届くオファーに耳を傾けることになるだろう。3人のうち誰かがトレードされるには、圧倒的なオファーが必要になるだろう」とローゼンタール記者は記した。
ア・リーグ中地区は混戦が予想されるが、この3人をキープできれば、ツインズはプレーオフ候補として十分に戦える。ライアンとロペスの2本柱が残れば、先発ローテは地区屈指、さらにはリーグ上位に並ぶ可能性もある。野手陣もバクストンを軸に、将来性豊かなルーク・キーシャルや大砲マット・ウォールナーなど伸びしろのある面々が揃う。
2026年に照準を合わせるなら、補強ポイントはブルペン、一塁、そして若手内野陣を支えるベテランの底上げ役あたりが中心になりそうだ。