「ウルトラアスリート」ソダーストロム躍動、ツインズをスイープ

4打数4安打に加え、初挑戦の左翼でも好守

August 21st, 2025

ツインズ3-8アスレチックス】ミネアポリス/ターゲットフィールド、8月21日(日本時間22日)

遊撃手や捕手、一塁手など様々なポジションを任されてきたタイラー・ソダーストロム(23)が左翼で自らの居場所を築いている。当然それは、守備力だけでなく、打撃力があるからこそだ。

ツインズとの3連戦最終日で、4打数4安打を記録し、自己最長の19試合連続安打を達成。8-3の勝利に大きく貢献し、敵地でのスイープを達成した。今カードで11打数7安打(2二塁打、1本塁打を含む)3四球を記録。わずか1三振と、ツインズの脅威であり続けた。

「自分のアプローチを貫いている証だと思う。たまに崩れがちになるけど、自分のゾーンをしっかりと守り続けることが大切だ」と好調の要因を語った。

打撃以上に、指揮官の印象に残っているのは外野での守備だ。アスレチックスでは、捕手と一塁手しか担ってこなかったが、今季から初挑戦の左翼で目覚ましい成長をみせている。

「タイラーは今年、大きく変化している。未経験だったにもかかわらず左翼手として成長していて、たまに長年外野をやってきた選手のようなプレーを見せてくれる」とマーク・コッツェイ監督は称賛した。

本人は、かつて外野手だったコッツェイ監督や、ボビー・クロスビー(一塁コーチ)さらにはチームメイトのおかげと感謝を口にしたが、クロスビーは、ソダーストロムの努力と才能によるものだと語った。

「たった3カ月で『ア・リーグ有数の外野手』と言えるほど成長しているのは驚くべきことだ。学びたい、努力したいという気持ちを持っていて、何よりウルトラ・アスリートだからこそ、それが可能になっている」とソダーストロムを称賛した

この3連戦でも守備力の高さを示している。

特に際立ったのが九回。フェンス際の打球にジャンピングキャッチを試みるも、わずかに届かずにボールがこぼれたが、これを素手で補球しそのまま送球へ。フェンスに当たったため、アウトにはならなかったが、観客を沸かせる見事なプレーを見せた。

「素晴らしい身体能力だし、だからこそ外野で素晴らしいプレーができる。まさにスーパーアスリートだよ」とクロスビーは語る。

課題もある。左翼での守備の基礎は短期間で習得したが、ファールゾーンとフェンス際の微妙な打球への対応が難しく、特に本拠地のサッターヘルスパークではそのエリアが広いために苦戦しているという。

「全速力で壁に向かって走ることもあるから、自分の位置とフェンスの場所を把握していなければならない。それが一番大きな課題だ」とソダーストロムは語った。

課題はあるにせよ、驚くようなスピードで成長している。ただ、その急成長もコッツェイ監督にとっては驚きではないようだ。

「メジャーに上がってきた時から、ずっとタイラー・ソダーストロムの大ファンだ。フィールドの中でも外でも一人の若者が成長する姿は本当に素晴らしい。大きく飛躍するシーズンになることはわかっていたよ」と称えた。

直近11試合で8勝と勢いに乗るアスレチックスは、あすからアウェイでマリナーズとの3連戦。同地区で首位争いをする強豪相手だが前回のシアトルでのシリーズは2勝2敗。「楽しいシリーズになるはずだ」とコッツェイ監督は期待をこめた。