マイアミのローンデポ・パークが6日(日本時間7日)、ラテンアメリカと米国の子どもたちや地域社会を支援するチャリティーイベントの舞台になった。ラ・ヘンテ・デル・バリオ財団と、ブラディミール・ゲレーロJr.の慈善団体「VG27」が提携して実現したものだ。
イベントでは著名人によるソフトボールの試合に続いて本塁打競争が行われ、出場者たちの強烈な打球が次々と飛び出した。ラテンアメリカ出身のスター選手も多数参加し、華やかな顔ぶれがそろった。
イベントの主催者のゲレーロJr.をはじめ、ホセ・ラミレス、フアン・ソト、ランディ・アロザレーナ、ジュニオル・カミネロ、ヘラルド・ペルドモ、ケテル・マルテ、エゼキエル・トバー、テオスカー・ヘルナンデス、フリオ・ロドリゲスに、エドウィン・エンカーナシオン、カルロス・バイエルガ、アンドリュー・ジョーンズら引退したスターも加わり、スタンドのファンは豪華な顔ぶれを堪能した。
「自分にとって、仲間たちとここに集まって、マイアミでこうしたイベントを開けるのは大きな達成だよ」とゲレーロは話した。
「一番大事なのは、ドミニカ共和国やプエルトリコ、ラテンアメリカ全体の恵まれない子どもたちを助けられることだ」
著名人ソフトボールゲームは、まさにショーそのものだった。アスリートと芸能・文化の世界の顔ぶれで編成された2チームによる一戦では、アロザレーナが本塁打を阻止する好プレーを見せ、ゲレーロが空振りして観客の笑いを誘い、ヘルナンデスが右翼でスマートフォンを手に持ったまま好守を披露する場面もあった。さらに、エンカーナシオンは無失点の投球で存在感を示した。
「ここで自分たちが楽しむこと以上に大事なのは、支援の目的です。支援を必要としている人たちに、少しでもサポートを届けられることは本当に重要だと思います」とヘルナンデスは話した。
「自分にとっては、参加することは誇りに感じる以上の意味がある。こうしたイベントはラテンの文化にとっても、野球を愛するすべての人たちにとっても、良いものだと思う」
スコアレスのまま五回を終えたソフトボールの試合は、ミニ本塁打競争で決着した。優勝したのはジュニオル・カミネロだった。カミネロはMVPにも選ばれ、近年ゲレーロJr.の所属するブルージェイズが本塁打を打った際に導入しているスタイルを取り入れ、このイベント特製のジャケットを贈られた。
飛距離とパワーの競演
その後に控えていたメインイベントは、本塁打競争だった。どんな大会でもうらやましがられる顔ぶれがそろった。
ノエルビ・マルテ、ペルドモ、カミネロ、オニール・クルーズ、アロザレーナ、ケテル・マルテ、ゲレーロ、ラミレス、カルロス・サンタナらが出場し、金属バットを手に次々と特大アーチを描いた。
1回戦では、カミネロの2本とケテル・マルテの1本がローンデポパークの屋根に直撃する特大弾となった。カミネロとケテル・マルテに加え、ノエルビ・マルテとゲレーロも2回戦に進出。ゲレーロは1回戦で9本の本塁打を放ち、ラウンドトップの数字を残した。
決勝に進んだのはノエルビ・マルテとゲレーロで、ノエルビ・マルテが5本塁打、ゲレーロが2本という結果になり、最終的にマルテが王者の座(この場合は記念ジャケット)を手にした。
ワールドベースボールクラシック(WBC)への前奏曲か
これだけ多くのドミニカ共和国出身選手が一堂に会すると、数カ月後に迫ったWBCのことを思わずにはいられない。2026年大会でも、ローンデポパークは試合会場になる。
今回のイベントに参加した選手の多くが、次はドミニカ共和国代表として2度目の世界一を目指す。
「すでに準備ができている選手は何人かいますね」とヘルナンデスは話した。
「大会本番のときに、代表チームが結果を出して、ドミニカ共和国に優勝トロフィーを持ち帰ってくれることを願っています」
ケテル・マルテもこう続けた。
「自分はいつでも準備ができている。神のおかげで体の状態も良い。大事なのは、春季キャンプに健康な状態で入って、そのままコンディションを維持して招集を待つことです」
つい最近までワールドシリーズ制覇にあと一歩に迫っていたゲレーロも、すでにこの大会に向けた準備に意識を向けている。
「トレーニングは、先週の月曜日からもう始めています」とゲレーロは話した。
「次の月曜日からはバッティングと走り込みも始めるつもりです。今の時点で、体の状態はとても良いと感じています」
