アストロズは内野の4つのポジションに対して5人の内野手を抱えており、これでは計算が合わない。
アストロズが余った内野手をどのように扱うかは不透明だが、ジ・アスレチックの報道によると、レイズを含む三角トレードでカージナルスのブレンダン・ドノバンがマリナーズへ移籍する前、アストロズはカージナルスとレッドソックスとの間でトレード交渉を行っていたという。つまり、アストロズ、カージナルス、レッドソックスによる三角トレードが成立し、イサーク・パレイデスがアストロズからレッドソックスへ移籍する可能性もあったというわけだ。
ジ・アスレチックでアストロズを担当するチャンドラー・ローム記者によると、アストロズはパレイデスのトレードについて、引き続き5チームと交渉を行っているようだ。その5チームにはレッドソックスとパイレーツが含まれているとみられるが、残りの3チームは明かされていない。
レッドソックスは今オフ、内野のアップグレードを目指しており、カージナルスとのトレードで一塁手のウィルソン・コントレラスを獲得。しかし、「最優先事項」に位置づけていたアレックス・ブレグマンの引き留めに失敗し、現在もブレグマンの穴が埋まっていない。もしパレイデスの獲得に成功すれば、一塁コントレラス、二塁マルセロ・マイヤー、三塁パレイデス、遊撃トレバー・ストーリーで内野のレギュラーを固めることができる。アストロズは外野の攻撃力が低いため、外野手が余剰気味のレッドソックスは理想的なトレード相手と言えるかもしれない。
一方、パイレーツは今オフ、積極的に打線強化に取り組んでおり、FAでライアン・オハーン、トレードではブランドン・ラウとジョスティンソン・ガルシアを獲得。三塁はユーティリティプレーヤーのジャレッド・トリオロがレギュラーに予定されているが、パレイデス獲得に成功すれば、攻撃面では間違いなく大幅な戦力アップとなる。
なお、ボストン・グローブのピート・エイブラハム記者は、レッドソックスが有望株を含むトレードで「信頼できる打者」の獲得を狙っていることを伝えている。そして、外野手が余剰気味というチーム状況を考えると、レッドソックスが狙っているのは内野手である可能性が高い。これは「パレイデスに興味を示している」という今回の報道と一致する。
昨オフにブレグマンがアストロズからFAとなった際、後釜としてカブスからトレードで加入したのがパレイデスだった。そのブレグマンが再びFAとなってカブスへ移籍した今オフ、パレイデスはまたしてもブレグマンの後釜としてトレードされることになるのだろうか。