レッドソックス逆転勝ちで12連勝 アブレイユが2試合連続2発

July 19th, 2026

レイズ6−7レッドソックス】ボストン/フェンウェイパーク 7月18日(日本時間19日)

レッドソックスの勢いが止まらない。

レッドソックスは本拠地でレイズに7-6で逆転勝ちし、メジャー最長の12連勝を飾った。殊勲者はウィリアー・アブレイユ。

七回の攻撃を迎えた時点で3点を追う苦しい展開だったが、レッドソックスは打線がつながり、一気に試合をひっくり返した。その原動力となったのが、前日に続いて1試合2本塁打を記録したアブレイユだ。レッドソックスで2試合連続マルチ本塁打を達成したのは、2016年6月のムーキー・ベッツ以来となる。

レッドソックスは二回に2点の先制を許したものの、その裏の攻撃ですぐさま2点を奪い返し同点に追いつく。そして三回2死、アブレイユが完璧な一撃をバックスクリーンへ叩き込み、チームに一時勝ち越しをもたらした。打球速度108.5マイル(約174.6キロ)、スタットキャスト計測での飛距離435フィート(約132.5メートル)を記録する特大のソロ本塁打だった。

この一発を浴びたレイズの先発イアン・シーモアは、「彼は失投を見逃さない。自分のミスをうまく打たれた」と脱帽するしかなかった。

七回1死二塁の場面で打席に立ったアブレイユは、レイズ2番手ギャレット・クリービンジャーから3球連続でボールを見送り、その後、2球続けてストライクでフルカウントに追い込まれたが、6球目の速球を完璧に捉えると、打球は右翼中間スタンドへ飛び込む飛距離約126メートル(412フィート)の15号2ランに。詰めかけた3万3077人の大観衆から地鳴りのような大歓声が沸き起こる中、アブレイユはダグアウトに向かってスペイン語で「信じられるか!?」と叫んだ。

「アブレイユは調子が上がっていなくても、常に質の高い打席を見せてくれる」とチャド・トレイシー監督代行は語る。

この12連勝のうち最初の11試合では、レッドソックスの先発陣が防御率1点台以下と圧倒的な数字を残していたが、その見事な快進撃もレイズ戦でストップした。

雨の影響で試合開始が61分遅れる中、マウンドに上がったのは先発パトリック・サンドバル。ひじのトミー・ジョン手術などで丸2年以上もの長期戦線離脱を余儀なくされ、これが復帰2試合目だったは、結果は五回を投げて9被安打、5失点(自責4)と苦しい内容。

レイズの先発野手陣は、1人を除く全員がサンドバルから安打を放つ猛攻を見せた。それでもトレイシー監督代行は、サンドバルの全76球のうち54球できっちりストライクを奪い、フォーシームの平均球速は93.3マイル(約150.2キロ)、シンカーは94.7マイル(約152.4キロ)を計測したことを評価した。

2番手として登板した救援のライアン・ワトソンは、2イニングを1失点に抑え、うれしいメジャー初勝利を挙げた。八回はガレット・ウィットロックがわずか8球でレイズ打線を三者凡退に仕留めると、九回はアロルディス・チャップマンが2つの四球を出しながらも無失点で切り抜け、今季21個目のセーブを記録した。

アブレイユが2本目のホームランを放った瞬間、チャップマンの息子と、レッドソックスのウェイトルームにいたサンドバルは「叫んだよ。ものすごい大声でね」と笑顔で振り返った。

12連勝は、2006年6月16日〜29日に記録した並び、今世紀の球団最長タイ記録となった。レッドソックスはシリーズ最終戦で、13連勝をかけてマウンドに上がる。

「開幕初日から、僕はチームの仲間を信じている。シーズンはまだ多くの試合が残っている。僕たちはこれからも勝つために、一戦一戦全力でプレーし続けるだけさ」とセンターを守るセダン・ラファエラは笑顔で語った。