フリーエージェント(FA)市場で最も実力が高い外野手カイル・タッカーとコディ・ベリンジャーの話題が少ない中、もう1人の外野手が非常に人気を集めている。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によれば、ヤンキース、メッツ、ロイヤルズがオースティン・ヘイズに興味を示しているという。
現在30歳のヘイズは、2023年にオリオールズでオールスター選出経験のあるベテラン外野手。今季は1月にレッズと1年500万ドル(約7億8000万円)の契約を結び、わずか103試合の出場ながら15本塁打、OPS.768をマークした。特に左腕に対してはOPS.949と相性が良かった。
同記者によれば、ヤンキースは最優先事項と位置づけているベリンジャーとの再契約に失敗した場合、ヘイズをより現実的なターゲットに設定する可能性があるという。また、メッツも短期の契約で獲得できる右打ちの外野手を求めており、ヘイズはうってつけの存在だ。
一方のロイヤルズは、既にFA市場で同じ右打ちの外野手であるレーン・トーマスと1年契約を結び、ブルワーズからは好守のアイザック・コリンズを獲得。球界ワーストレベルだった外野陣の補強を行ったが、まだ補強は終わっていない。ジ・アスレチックによれば、レッドソックスの外野手ジャレン・デュランとのトレードにも依然、興味を示しているという。