【ブルージェイズ1-5ドジャース】トロント/ロジャースセンター、10月25日(日本時間26日)
山本由伸(27)がワールドシリーズ(WS)第2戦に先発し、ポストシーズンで2試合連続完投勝利を挙げた。9回で105球を投げ、4安打1失点、無四球、8三振の好投。ドジャースは対戦成績を1勝1敗のタイとし、27日(日本時間28日)からホーム、ロサンゼルスでの3、4、5戦に臨む。試合後、中継局のNHKと会見場での一問一答は以下の通り。
<中継したNHKでのフィールドインタビュー>
――2試合続けて完投勝利
「素晴らしかったと思います。初回にちょっとランナーをためたり、そのあとデッドボールから失点したりあったんですけど。しっかりと冷静にね、投げられたのでよかったと思います」
――第1戦で負けて迎える一戦だった
「当たり前ですけど、特に落とせない一戦だったので。なんとかここで1個取って、1勝1敗でロサンゼルスに戻れたら、もっといい流れになると思っていたので、とにかくこの試合に集中してました」
――カーブを有効的に使った
「いいところで使っていけましたし、カーブが効いた分、スプリットも有効に決まりました。ピッチングの幅を広げられたかなと思います」
――ここにきて好調の要因は何か
「しっかり準備できたのと、もちろんいろんな方のね、トレーナーさんだったりの支えがあってですけど、ここで1つ、いいプレーができたのがよかったです」
(会見場にて)
――完投してどれくらい誇りに感じているか
「本当に結果的にすごくうれしく思いますし、立ち上がりは球数がたくさんいっただけに最後までいけるとは思いませんでしたけど、しっかり1イニングずつ投げていけたので結果につながったと思います」
――二回以降どのように適応したか
「やっていくことは決めていたので。初回はランナーためましたけど何とかゼロで乗り切れたので、切り替えて次のイニングにいけました。失点した回は先頭のデッドボールからの失点だったので、すごく悔しかったですけどまだ同点だったのでそこもうまく切り替えて投げ続けられました」
―ベンチでノートを書いているが、どのようなことを書いたのか
「いつも、ずっと全部の試合でやってるんですけど、作戦面のことを書いてます」
――第1戦を落として、負けられない気持ちがあったと思うが
「初戦落としていたのはすごく大きかったですけど、落としただけに当然ですけど今日は絶対勝たないといけないなとすごく気持ちが入りました。それがいい結果につながったと思います」
――完投をイメージできたタイミング、八回を投げ終えた時点(93球)で首脳陣とやりとりは
「とにかく1イニングずつに集中してましたけど、五回が終わった時に70球ぐらいでしたっけ? (六回終了時で)71だったので。そこでもまだ九回までというのは意識してなかったですけど、とにかく1イニングに集中していけたのが結果、八回を終わった時にまだ球数も少し余裕があったのでいけるかなと思いました。その後、(コーチ陣との)会話は特にないです」
――空振りが少ない相手打線に三回以降は打たせる投球、どういう攻め方を
「基本、僕のピッチングスタイルはストライクゾーンにどんどん投げていく、もちろん狙うコースとかはありますけど、基本はどのボールもストライクゾーンを狙って思い切り投げていくというスタイル。特に変えたことは全くないですけど、自分のピッチングに集中しました」
――スプリットの配球割合が前半は多かった、どういう作戦か
「作戦面のことはまだ(対戦が続くので)言えませんけど、試合前のブルペンからスプリットはすごくよく落ちていました。感覚はいつも通りだったんですけど、(ボールの変化量などのデータの)数値的にはすごく落ちてた。試合入ってからもすごく調子良かったですし、初回からピンチだったんで、自然と増えたんじゃないかなとは思います」
――メジャーで連続完投することは難しい、ポストシーズンで2試合連続
「やっぱりチームの戦力になれたという実感が、すごくするので。そこがやっぱり、すごくうれしいです」
――ドジャースではコーファックス、ハーシュハイザーもワールドシリーズで完投
「とにかくうれしく思います。あの〜、(球団の詳しい歴史は)分かんないですけど(笑)」