【ドジャース2-1ジャイアンツ】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、9月18日(日本時間19日)
無失点だったとはいえ、山本は決して完璧ではなかった。初回から2四球、二回は単打を打たれた。三回は三者凡退とするも、四回は、2四球を出しながら要所を抑えた。
五回も無失点だが、2死から1四球を与えた。六回は先頭のウィリー・アダメスに四球を与え、両チーム通して初の先頭打者の出塁を許した。山本が1アウトを奪い、108球で降板。2番手で登板したジャック・ドライヤーは冷静に2アウトを奪い、無失点で切り抜けた。
一方のドジャースは直後の攻撃で、抑え込まれていたジャイアンツ先発のローガン・ウェブを捉えた。1死一塁から大谷が右翼フェンスに直撃する鋭い二塁打を放ってチャンスを広げ、内野ゴロと送球の捕球エラーで1点目。さらにフレディー・フリーマンのタイムリーで2点目を奪った。
七回にジャイアンツは満塁のチャンスを作り、押し出しで1点差に迫った。しかし、ドジャースのブルペン陣はそれ以上の失点を許さず、2-1で逃げ切り、先手を取った。さらに2位パドレスとの差は3ゲームに広がり、地区優勝へのマジックは6に減った。
山本は5回1/3を無失点、1安打、7三振と好投。ただ、キャリアワーストの6四球を与えるなど、制球に苦しみ続けた。防御率2.58となっている。
大谷は4打数2安打1得点と活躍し、勝利に貢献。今季の打撃成績は打率.283、OPS1.012となっている。