フィリーズとのナ・リーグ地区シリーズ(NLDS=5回戦制)第3戦で先発予定のドジャースの山本由伸(27)が、第2戦前に会見に応じた。
主な一問一答は以下の通り。
――第1、2戦の情報をどう自分の登板に生かす予定か
「この2試合で得られる情報もあると思いますし、また違う自分ならではの作戦というか、自分の投球にあった作戦もある。どちらもしっかり分析しながら準備していきたいと思います」
――フィリーズ打線の印象は
「すごくいいチームですし、ファンの方も熱く素晴らしいチームだなと思います。とにかくいつも通りパフォーマンスを出せるように落ち着いて、試合に入れたらなと思います」
――ポストシーズンの心の準備で意識している点
「基本的にはシーズンの登板とやることは変わらないですけど、日頃から落ち着いて生活をすることで、試合にそういったところから出ると思って生活しています」
―ー昨季のポストシーズンの経験をどう生かしているか
「昨季のポストシーズンから、たくさんのことを学びましたし、それがマウンドでの落ち着きだったり、自分のプレーを発揮できる準備につながっていると思います。シーズンも1試合1試合全力で挑んでいますけど、ポストシーズンはより落とせない試合がある。準備の部分やマウンドで起こったことに対してしっかり冷静でいられるように心の準備だったり、体ももちろんですけど、そういうところを大切にしたいと思います」
――昨季よりも経験を積んだ。メジャーの打者と対戦する自信の変化は
「そんなに大きくは代わっていないですが、やることが明確に分かってきたというのはすごく大きいなと思いますし、そういうところが分かってきて、より自分の投球ができるようになったかなと思います」
――9月以降、いい数字をマークしている。好調の要因は
「投球自体はそこまで大きく変わった感じはあまりないと思っています。配球、戦略の部分をより力を入れてするようにして、より投球の幅が広がったと思います。それがいい投球につながっているかなと思います」
――直近20年でメジャーリーグではポストシーズンで投手がスプリットを使う頻度が増えているが
「難しいですね。(理由は)分からないですけど、スプリットはいろんな打者にすごく有効な球だと思う。なかなか他のボールだと、例えばカットボールとかはすごく打つのがうまい選手がいて、だから使えないというのはよくいる。スプリットはどんな打者にもどんな状況でも投げやすい球だと思うので、そういうのがこの20年の結果につながっているのかなと思います」
――先発陣が好調なことについて
「皆、すごくいい投球をしているので、自分も負けないように、置いてかれないように頑張りたいと思いますし、それがチームにすごくいい影響を与えていると思うので、自分にことに集中して頑張りたいと思います」
――佐々木朗希が中継ぎで好投しているが
「慣れない位置だと思いますけど、すごくいい仕事をしていると思いますし、本人もいい顔でプレーしているので良かったなと思います」
――左腕スネルととても仲がいいが、サイヤング投手から学んだことは
「とにかくたくさんのことを教えてくれますし、試合の後、一緒に動画を見て振り返ってくれたり、日頃から小さなコミュニケーションからたくさんしてくれるので、本当に心強い存在。とにかくたくさん学んでいます。技術的なところもそうですし、試合を一緒に振り返ってくれて、その内容のことだったり、そんな感じです」
――園田通訳の通訳について
「影での努力は僕が感じるほど、すごくされているなと思いますし、園田さんが46歳で野球の業界に入ったのも大きな決断だったと思いますし、その覚悟が日頃の努力から感じられる。本当に純粋さ、素直さがある方なので、すごく素敵だと思っています」