ナ・リーグのワイルドカードシリーズ(WCS)でレッズとの第2戦に先発する、ドジャースの山本由伸が意気込みを語った。
一問一答は以下の通り。
――カーショウと過ごす中で学んだことは
打者と対戦する上での心得だったり、そういう技術の面も教わったが、やっぱりカーショウからはその姿を見て学べたことがたくさんあった。1試合にかける気持ちというか、そういったものはすごく感じた。
――昨年に続くポストシーズンの先発
落ち着いて準備ができていると思う。(昨季)ポストシーズンがどういうものかは経験できたので、また最高の結果を経験できたので、その分自信にもなっている。とにかくチームが勝つために全力でプレーしたいと思う。
――ポストシーズンに向けての調整や準備
前回の試合で投げてから中5日でそこはいつも通り。大事な一戦になるが、いつものローテーションとそこまで変わらず自分のするべきことに集中して調整している。
――日本から大勢のファンがロサンゼルスに来て、声援を送ってくれているが
応援されることは力になる。試合ごとに毎回感じる。練習の時も試合の時もスタンドに日本からのファンの方が毎試合いるので、すごくうれしく思うし、そういう方にもプレーでいい結果を見せたいと思う。
――ドジャースとレッズは年棒額で大きい差がある。チーム全体の年俸額の大きさや優勝候補としてプレッシャーは
年俸に対しての重圧はちょっと分からないが、ファンからの、ドジャースがワールドチャンピオンになることへの期待を感じる。選手のみんなもそれだけを目指して一丸となって2月からやってきたので、この10月に最高の結果になるように頑張ってやっていきたい。
――レッズとは過去2試合対戦しているが、印象は
僕が対戦するのは打者ですけど、投手にもいい選手がいる。今年1度対戦して結果的に良かったが、足が速い選手、コンタクトがいい選手がいたり、打線として素晴らしいチームだと思う。とにかくしっかり準備をして挑むことが大切。
――日本やWBCで短期決戦を経験しているが、心得は
とにかく落ち着いてプレーすること。落ち着いてプレーすることで自分の実力を発揮できると思うし、こういった舞台でたくさんの歓声の中で自分の実力以上の力が出せるかなと思うので、落ち着いて目の前の試合に集中したいと思う。
――先発陣のグラスナウ、シーアンが救援に回ったことについて
ポストシーズンなのでシーズンの戦い方とはちょっと違って、もしかしたら早めにリリーフを出したりという戦術もあるかもしれないが、僕自身はいつも通り、1イニング1イニング、一人ひとりに集中して、1つずつアウトを取っていければ。
――昨季もポストシーズンを経験している。地区シリーズのパドレス戦で緊張したと話していたが、その経験はどう生かすか
昨年のプレーオフも経験して今年も1年通して試合を投げていけたので、今はすごくいい状態でシーズンを終えた。変わらずコンディションもすごくいいので昨年よりもっと落ち着いては入れると思うし、もっといい結果が出せるように頑張りたいと思う。
ーー9月の月間MVPをとった
1年通して集中してやってきた。春先からチームの方も球数の管理、コンディションの面を入念に管理してもらったので、その分シーズン終盤も失速することなくいけて、すごく成長も感じた。サポートいただいたトレーナー、投手コーチ、周りの方に支えられたと思う。