【ジャイアンツ6−2ドジャース】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、5月12日(日本時間13日)
ドジャースの山本由伸(27)は6回1/3で93球を投げ、6安打5失点、無四球、8三振で3敗目(3勝)を喫した。チームは今季ワーストタイ4連敗となった。山本は自己ワーストの1試合3本塁打を浴び、防御率3.60となった。
不思議な結果だった。とても5失点するようなボールを投げたように思えない。投球リズム、テンポ。どれも山本が支配しているように映った。しかし、連敗は止まらなかった。安定感抜群の立ち上がり。一、二回は三者凡退だった。8打者連続アウトで迎えた三回2死。9番、ハースにやや甘くなったカットボールを左中間スタンドに運ばれ、1-1の同点とされた。2-1の五回には2死後に8番ベイダー、9番ハースに2者連続ソロで勝ち越しを許した。
「まず全体的には良いボールが投げられている球が多かったと思いますが、あの本塁打になったボールは長打になってしまうようなところに失投したものをうまく打たれました」
七回は先頭のラモスに左翼線へ二塁打、アダメスに左前打で無死一、三塁。エルドリッジをセカンドライナーに打ち取りマウンドを降りた。2番手トライネンが2者の生還を許し、記録上5失点した。
「ボールは前回と比べて良いボールは増えたと思います。ただ結果的にはすごく悪かったので、ちょっとしたことだとは思いますけど、登板を重ねるごとになんとか良いピッチングができるように頑張ります」
3度の三者凡退など5失点するような投球内容だったようにみえない。無四球が示すようにコントロールに苦しんだわけではない。フォームのタイミングを少しゆったりとタメを作る時、あるいはクイックぎみに投げるなど打者の間合いを感じながら、工夫して投げている。
「数字よりも感覚は良いと思います。自分の中でもダメなところは明確に分かっています。きょうのピッチングも負けたので、あまり言えないですけど本当に紙一重の内容だったかな、と思います。もう少しですね」
トップレベルにしか分からない繊細な感覚がある。日々、丁寧な練習を積み重ね最高の投球を目指している。次回登板では、チームを勝利に導く。
