【ロサンゼルス3月28日(日本時間29日)】ドジャースの山本由伸(26)がタイガース戦に先発。5回5安打2失点、2四球で自身の勝敗はつかず、今季2勝目(1勝0敗)は次戦に持ち越した。10三振はメジャー移籍後最多。試合は延長十回タイブレークの末、ベッツの2号サヨナラ3ランで8−5とし、ドジャースが開幕4連勝を飾った。
2本塁打は許したが、勝利に貢献する好投だった。山本は二回1死でディングラーに左中間へ先制の1号ソロ、三回先頭ではトーレスにレフトに1号ソロを浴びた。しかし、失点は単発で2本のソロ。91球で5イニングを投げ、0−2の場面で降板したが、チームに勝利のチャンスを残す好投だった。
「もうちょっといい投球ができたかなという感覚がありましたけど、とにかくきょうの試合に勝てたのはすごくよかったなと思います」
三回こそ、三振がなかったが、圧巻の10三振。渡米後、20度目の先発で初めて2桁三振を奪った。さらに18度の空振りもメジャーにきてから最多。自己採点はやや厳しめだったが、力投で勝利に貢献したことは間違いない。
試合前には昨季のワールドシリーズ制覇を記念するリングセレモニー(優勝記念の指輪贈呈式)が開催された。山本は試合に備え、ブルペン投球中。「Yoshinobu Yamamoto」のアナウンスに大歓声がわいたが、集中力を保ったまま準備を進めた。劇的勝利の試合後、クラブハウスに戻ると豪華な優勝リングを手に取った。
「うれしいだろうなというのは想像していましたけど、その想像よりもはるかに喜びがありましたし、とにかくうれしかったです」
前日27日(日本時間28日)には、憧れた存在と対面。タイガースでメジャー10年目を迎えている前田健太(36)だ。山本がプロ3年目の2019年。ナショナルズとの地区シリーズと戦うドジャースの背番号18をスタンドから見つめていた。当時の思いを2023年12月の入団会見で明かしている。
「僕が19歳の時(実際には21歳)にもここ(ドジャースタジアム)で、プレーオフを観戦した。そこで前田健太さんが投球したのを実際に見ましたし、その時からメジャーへの思いは強くなったと思います」
この日は、「僕が中学生くらいからプロ野球で活躍されている方なので、僕が中学生の頃からすごく憧れの存在ですし、実際にお会いしても素晴らしい方だなと感じたので、かっこいい先輩だなと思います」と敬意を示した。背番号18の“後継者”として、今は山本がドジャースの先発ローテーションの中心を担っている。
「1番・DH」の大谷翔平(30)は3打数ノーヒットで迎えた延長十回、5−5に追いついた1死一塁でライト前ヒットを放ち、つないだ。次打者のベッツがこの日、2本目の本塁打となる2号3ランで劇的勝利。ドジャースは4連勝で開幕ダッシュに成功した。
