【ナショナルズ4−2パドレス】ワシントンD.C./ナショナルズ・パーク、7月19日(日本時間20日)
パドレスのダルビッシュ有(38)が中6日で3度目の先発に臨み、5イニングで69球を投げ、5安打3失点、1四球、1三振で2敗目を喫した。今季初勝利と日米通算で歴代1位となる204勝(MLB110勝、日本ハム93勝)は次戦に持ち越しとなった。試合後、日本メディアに対して行われた取材対応の主な一問一答は、以下より。
――今シーズン3度目の先発、後半初のピッチングを終えて
「いやあ、ちょっと今日はダメでしたね、自分の中では。体は動いてましたけど、あんまりパワーを感じられなかったですし、真っすぐとか大事なところで真ん中であったりとか、そういう(甘い)ところに行っていた。アウトも取れたりしてましたけど、やっぱりラッキーな部分もすごくあったので。この結果以上に僕としてはあんまりいい感じではなかった」
――中6日調整の難しさなど
「そうはいっても、もう21年やってるんで、そこぐらいはアジャストしないといけないと思いますし、これが1年目、2年目だとそうなると思いますけれども。何回かこういうこと経験している中でうまく合わせられてないので、それはもうちょっともう一回考えて、また次同じようなことがないようにやりたいと思います」
――スタミナはどうだったか
「スタミナは意外と大丈夫だと思いますね。(高温多湿で)やっぱりブルペンから、前のキャッチボールが汗をすごいかいたので、水分補給とかそういうところがちょっと難しいっていうのがあった。でも前回よりかは僕の中ではスタミナはちょっと前進したかなという感じがしました」
――スライダーは手応え
「左に対して速いスライダーは良くなったと思います、今日は。ただスイーパーは外に抜けたりとか。何球かいいのありましたけども、ただ、右に対してのスライダー、両方ともちょっと抜け気味だったり、引っ掛けたり、いいところになかなか投げられなかったので、そこはちょっと良くなかったですね」
――次に向けて、これからローテを回り続ける
「そうですね、やっぱりチームが勝つことがもちろん一番ですけれども、やっぱり自分としてもスッキリするような内容とか結果が早くほしいので。それがちゃんとできるように、また練習なりしっかりしていきたいと思います」
――先発としてゲームを作る感覚はだんだん戻ってきているか
「そうなんですかね。結果的に見たら5回でラッキーな部分がすごく多かったと思う。速い打球が正面についたりとか、センターのベルの打ったフライも結構いい打球でしたし、ガルシアの打球もメリルがうまいこと捕ってくれたりとか、だからまだそのレベルには達してないのかなっていう感じがしますね」
――肘の状態は、試合前後でどうか
「5回、今日の球数投げるぐらいは十分、耐久できたという感じはしますね」
――段階を踏んで8月、9月、10月を考えて
「いやいや、もう今にかけてますよ。もう今日の100%でいきたいと思って投げてます。そんなこうなんていうのか、ゆっくりゆっくりっていうふうには全く考えてないです」
――いろいろタイミング変えたりして工夫している
「もちろんそうですね。どういう形であれハードヒットを許しても、抑えればいいので。そこは考えながら、今日もハードヒットを許してましたけど、あんまり下を向かずに、アウトを取れればいいや、というふうに思っていたので」
――カーブに関してはご自身の 評価
「良かったですね。1試合目、2試合目のカーブがとにかくいい感覚に投げられなかった。バーティカルのムーブメント(縦の変化量)がちゃんと出せない、あとスラーブっぽくなったりとか、ストライクも取れないっていうのがあったので、今日はけっこう(ボールから)手が離れる感覚が良かったです。あと左のスライーダーがすごく良かった。そこに関しては満足していますね」
