【パドレス2−1ドジャース】サンディエゴ/ぺトコパーク、8月22日(日本時間23日)
雄叫びをあげ、右手を振り下ろすようにガッツポーズを作った。2−1の六回1死一塁。ベッツを内角低めのツーシームでサードゴロ、ダブルプレーに打ち取った。首位ドジャースまで1ゲーム差で迎えたホーム、サンディエゴでの3連戦、初戦。チームを勇気づけ、希望を抱かせる好投で勝利に貢献した。
「本当にいいムードで、試合前からそんなに気負うこともなく。前回のむしろLAの1試合目(8月15日)の前の方がみんなちょっとガチッとしている感じだったので、今日はいいムードだったと思いますね」
一回先頭から7者連続アウト。三回1死でフリーランドにライトポール際にメジャー初ホームランを献上した。続くケネディに死球を与えたが、その後は9打者連続でアウトを重ねた。四回2死でT.ヘルナンデスを95.1マイル(約153キロ)の直球で空振り三振。叫び、感情を爆発させた。
ナ・リーグ西地区の首位で迎えた8月15日からドジャースタジアムでの3連戦では3連敗し、2位に転落。ホーム、サンディエゴでのリマッチは、1ゲーム差の2位で迎えた。前カードのジャイアンツから含めて、4連勝。ゲーム差なしで首位タイに浮上した。
「ホっとはしているんじゃないですか、みんな。前回(ドジャースタジアムで)3連敗していますから、ちょっと不安もある中で初戦に勝ったのはみんなホっとしてると思います」
勝ちたい理由がさらにあった。8月22日は妻の聖子さんと、愛息の誕生日。スタンドには声援を送る家族の姿があった。
「妻も一番下の息子も同じ誕生日でせっかくきょうも見に来てくれているので、それでいいピッチングができなかったらちょっと恥ずかしいなと思ってたので、結果的にいいピッチングできてよかったと思いました」
打線は1点を負う四回に四球、犠打、3本のシングルヒット、犠牲フライで逆転。一丸でつなぎ、もぎ取った2点をアダム、ミラー、スアレスの強力リリーフ陣が守り切った。四回1死二塁では、チームリーダのマチャドがセンター前タイムリーで同点。主砲は、八回2死三塁でショート右へのヒット性の打球をベッツがファインプレーでアウトに。一塁にヘッドスライディングをして、3点目への闘志を示した。普段から、刺激し合うダルビッシュもその姿に胸を熱くした。
「本人なりに一生懸命頑、張ってチームを引っ張って、ああいうヘッドスライディンを見た時もちょっと泣きそうになりました、自分は。やっぱりそういうどんどん成長が僕からも見えるので、本当に同じチームにいて、そういう成長が見られるのは本当にうれしいです」
ダルビッシュは8月16日に39歳になってから、初勝利。ベテランが2006年以来、19年ぶり5度目の地区優勝へ希望をつなぐ。
