【一問一答】ダルビッシュ、Dバックス戦5回6安打2失点で5勝目

September 27th, 2025

パドレス7−4ダイヤモンドバックス】サンディエゴ/ぺトコパーク、9月26日(日本時間27日)

ダルビッシュ有(39)は中5日で15度目の先発。5回で79球を投げ、6安打2失点、2四球、4三振で5勝目を挙げた(5敗)。最速は95.2マイル(153.2キロ)だった。試合後にメディア対応した際、ダルビッシュの主な一問一答は以下。

――試合前にワイルドカード・シリーズ(9月30日開幕、3回戦制)でカブスと戦うことが決まった状況での登板

「いつも通りというか、特に気負うこともなく。ちゃんと集中して投げたいな、と思って投げました」

――振り返ってどんな投球だったか

「きょうはあんまりよくなかったですね。最近ちょっとブルペンで球数をかなり投げているので、それでちょっと疲れが完全に抜けていなかったかな、という感じがします」

――その中でもポストシーンを見据えながらの投球だった

「自分の中でいい感覚をつかめるように投げていましたけど、良かったり、悪かったりしていた。まだ(プレーオフでの先発まで)日にちはありますから、ここからまた(分析するために)**ビデオを見て、いい状態にもできるように、しっかり練習していきたいと思います」**

――相手は古巣のカブス(2018〜20年在籍)。今永昇太投手、鈴木誠也選手もいる

「やっぱり今永君も鈴木君もそうですけれども、やっぱりカブスはすごく自分がお世話になった球団ですし、球場もそうですし、ファンの方々もすごく支えてくださった。またそういうところで投げる機会があれば、すごく幸せに感じながら投げたいなと思います」

――ワールドシリーズまで進めば、最大で22試合を1カ月間で戦う、ハードな時期が待つ

「別にもう逃げも隠れもできませんから、ちゃんと自分の実力を1球目から、(体が)壊れてもいい、という気持ちで投げたいと思います」

――登板間のブルペンでプレート位置の変更など練習していた効果は

「ブルペンではメカニクスがどうとか、っていうよりは、感覚を自分の中で探しているっていう感じのブルペンだったので、特にここをこうしているというわけではなく。でも今日はいろいろプレートの位置を変えながら投げていましたけど」

――プレート位置の変更を含めて、いろいろ探りながらの登板だったのか

「プレートの足の位置を変えたのは(前回登板、9月20日の)ホワイトソックス戦から。一番ファースト側で投げて、今日は(投手プレートの)真ん中行ったり、ちょっとファースト側行ったり(変化をしながら)でしたけど。そこもまた次の試合だと三塁側になるかもしれないですし、感覚に任せて、って感じです」

――ポストシーズンを見据えた変化を、と

「そうですね。いろいろやっぱりアームアングルが(サイドスローぎみのフォームに)変わったりとかで、球のシェイプ(軌道や変化の仕方)も全体的に変わっているので、見え方も変わるわけですから。足の位置を変えたりしたら、もっと効果的になったりもするので、そういうのを探しながら(投げた)」

――今シーズンはアームアングルを変えた、プレーオフへの手応え、調整は

「肘を下げたことによって、なんていうか、ケガなく投げられるようになったんですけど、まだもちろん直さなきゃいけないことはたくさんありますし、今日のフォームと1カ月ぐらい前のフォームとか比べて(改善点は)こうかな、っていうのもあるので、そこをちゃんと重点的に練習したいと思います」

――先発を早めに交代させるプレーオフでは、今の投球が応用できるか

「最初から1球目から思い切り、投げることができると思うので、そんなに(後半のイニングまで投手交代を)引っ張られないと思うので、そういうところも意識しながら投げていきたいなと思っています」

――今季、右肘の負傷から復帰してからは離脱せずにローテを回れた手応えは

「全くそう(離脱せずに投げ続けられると)思えなかったので、1回も(ローテーションを)空けることなく投げられたってことは、よかったかなと思いますね」

――今日の登板はプレーオフが決まって、試行錯誤する意味合いもあったか

「そうですね。まあいろ いろこう、自分の中で、結果はどうとか、っていうよりかは、いろんなことができる試合ではあったので、そういう意味では本当、試合の中でもっとこう(肘を上げたフォームで)上からちょっと投げてみようとか、上からスプリット投げようとか、なんかいろんなことはできたので、そういう面では(収穫があった)」

――投手プレートの位置は探っているのか

「今は探っている、って感じですね。別に(今まで通りの)三塁側からはいつでも投げられるので、基本的には。いつも三塁側だったので。でもやっぱりいろんなことに(トライしたい)。より自分の可能性を広げたいので、試しています」

――シンカーを生かすために一塁側から投げる右投手が増えた

「そういう意味合いが強いですね。左(打者に対して)もやっぱ三塁側(から投げる)だとすごく角度がついちゃうので、ツーシームのこっち側(左打者の内角)に投げづらいんですよね。こっち(三塁側のプレート位置)から、ただまっすぐ投げればいいんですけど、同時にやっぱりこう視覚が変わっても自分の脳では分かってるので、あんまりその通り投げれないっていうところが僕はあって、ただちょっとまだ迷っていますね」

――ドジャースのカーショウ投手が引退を決めた

「2017年に一緒のチームメートで、僕もワールドシリーズですごく悔しい思いをして、その中でやっぱり助けてもらいましたし、一緒にそこから2、3シーズン、オフシーズンは一緒にキャッチボールをしましたし、精神的にもすごく支えてくれたので、本当に感謝しています」