【カージナルス9−7パドレス】セントルイス/ブッシュ・スタジアム、7月24日(日本時間25日)
パドレスのダルビッシュ有(38)が中4日で4度目の先発に臨み、3回1/3で69球を投げ、8安打8失点で3敗目を喫した。右肘の炎症で入っていた負傷者リスト(IL)から復帰して、今季初勝利と日米通算最多となる204勝(MLB110勝、日本ハム93勝)は次戦に持ち越しとなった。試合後、メディア対応した主な一問一答は以下より。
――投球を振り返って
「(登板直前の)ブルペンはすごくよくて、1イニング目もいい感じで投げられていたんですけど2イニング目の四球を出してから、1番にホームランを打たれたりとか、コントレラスにホームランを打たれたりとか、大事なところで強くない球が甘いところにいっちゃう。前回もそうだったんですけど。また急に3イニング目によくなったり、アップダウンが激しかった」
――失点が2アウトから
「だから、やっぱり決めに行こうとしているところで甘くなっている。それは今日に限ったことではない。もう(プロのキャリアを)21年やっていますから、4先発目でまだそれを話さなきゃいけないというのが、自分の今の実力」
――今季1勝が遠い心境、日米通算歴代1位の通算204勝もかかる
「みなさんすごく楽しみにされている方もいらっしゃるのでやっぱり、自分としてはすごく勝ちたい気持ちは強いんですけれどもそれができていないので、ファンの方にもチームにも非常に申し訳ないと思っています」
――きょうよかった部分は
「カーブくらいですかね。カーブも3インング目はいいところに投げられていました。カーブが一番良かった」
――こういうときの気持ちの持ち方はどうする
「(チームやファンには)申し訳ないですけれども、そこでずっと考え込んでも仕方ないのできょうの自分の調子であったりとか、過去4日間やってきたことで何がよくなかったか、とかそういうところをちゃんと見直しながら、また次の期間をちゃんと過ごしたい」
――左足の上げ方を工夫している
「いろいろ試しながらやっています。上半身が前に突っ込んでしまったりとか、右足から指まで力が伝わりづらかったりするので、それを伝わりやすいものが何なのか、とやっています」
――プレートの踏み位置を変えたのは
「最初は真ん中から投げていました。ずっと過去1、2年は三塁側から投げていたんですけど2020年、真ん中から投げていて、きょうはコントロールもよかったので、三塁側にいくことでこういう(ホームベースい向かって斜めに向くような)角度になるじゃないですか。(三塁側のプレートを踏んでいると)スライダーが真ん中にいくのかな、なんて思っていたんですけど(プレート位置を)真ん中からでもあんまり変わらなかったので。途中から元に戻しました」
――ブルペンで変更しようと思ったのか
「はい、そうです。(前シリーズの遠征地だった)マイアミでブルペンを投げた時は、三塁側から投げていたんですけどストライクゾーンのどこに投げたかを(データや映像で)みたときにフォーシームが外甘め、右バッターの。左の外を狙ったのが、こっち(外角)にボールだったのでじゃあ、この分(ホームベースに対して左側に)動けばちょうどいいところにいくかな、ということでブルペンからそういうふうに変えました」
――チーム練習中に屋外に出たのは、高温の気候へのアジャストのためか
「そうですね、体感としてどんな感じか。湿度と日の照っている感じが。10分でも15分でも出ると、いきなり(試合で外に)出る時に『暑っつ』って感じなくていいかな、ということでちょっと出ました」
