松井裕樹、左内転筋の負傷が癒えメジャー復帰へ準備完了

April 30th, 2026

パドレスの松井裕樹(30)のメジャー復帰が近づいている。2月19日(日本時間20日)のライブBPで左内転筋を痛め、ワールドベースボールクラシック(WBC)への出場を辞退。開幕から負傷者リスト(IL)に入っていた。4月3日にマイナーでのリハビリ出場をスタート。ルール上、投手がリハビリのためにマイナー戦に出場できる日数は30日間。5月2日が期限のため、同3日のホワイトソックス戦(サンディエゴ)までにメジャー復帰する予定だ。

29日(同30日)、ルーベン・ニーブラ投手コーチは「復帰は近いです。5月3日が復帰予定日なので今後は(選手編成など)チーム内で話し合いを行う」と説明した。

松井は29日(同30日)時点では、傘下3Aエルパソの一員として、ニューメキシコ州アルバカーキ遠征に帯同している。マイナー戦では、順調に登板を重ねた。2〜3月のオープン戦に出場できなかった調整期間を補うように定期的にマウンドに上がった。連投、複数イニングの投球もクリア。直球の最速は94.0マイル(151.3キロ)をマークするなど体の強度に問題はないようだ。

ニーブラ投手コーチは「(3A本拠地の)エルパソは環境が違うため、成績はあまり関係ない。確認したいことは、しっかりと動けているか、ストライクを投げているか、速球の球速が良好かどうか。変化球の変化量は、あまり気にしていない」と体調が最優先とした。エルパソは標高約1200メートルの高地で砂漠気候。打球は飛びやすく、変化球は曲がりにくい打者有利な事情がある。

29日(同30日)はアルバカーキ戦(ロッキーズ傘下)に登板。1回2安打2失点、1四球、1三振だった。失点こそしたが、ハードヒット(打球初速95マイル=153キロ)の打球は許さなかった。マイナー戦では、10試合に登板し、10回2/3を投げ13三振を奪い、イニング数を上回る三振数をマーク。2四球しか与えず、制球力は安定している。防御率5.06としている。

松井は2024年から5年2800万ドル(44億9000万円)の契約を結び、3年目のシーズン。2年連続で60試合登板するなどタフネスぶりを発揮した。しかし、昨季のポストシーズン、カブスとのワイルドカード・シリーズでは、出場メンバーを外れた。今春のキャンプでは「この2年のスペックでは勝負にならないというのは分かっていた。ある程度ベースをしっかり上げるということ、球速も含めてですけどそこに取り組んでいた」と全体的なレベルアップの必要性を痛感していた。

パドレスは開幕から3、4月を19勝11敗、ナ・リーグ西地区で1位のドジャースを0.5ゲーム差で追う2位につけている。松井がマイナーでやるべき準備は、完了した。あとは、メジャー復帰の指示を待つだけだ。