【オールスターゲーム・公式会見】アトランタ/トゥルーイスト・パーク、7月14日(日本時間15日)
エンゼルスの菊池雄星(34)はマリナーズ時代の2021年以来、2度目のオールスター選出を果たした。12日(同13日)のダイヤモンドバックス戦で六回途中、93球を投げたこともあり、オールスターゲームでの登板はなし。公式会見では、気にする数字と気にしない数字について持論を語った。
「勝ち星に一喜一憂してたらたぶん、前半戦は乗り切れなかったと思う。やっぱりいいクオリティーで1試合ずつ投げていくことにフォーカスした結果だと思っています。勝ち星つかずとかはもう、うんざりなので、ちょっと(メディアの)みなさん気を付けてください(笑)」
中4日で9度の先発をするなど、20試合に登板している。4勝6敗と黒星が先行するが、防御率3.11は好成績。しかし、この防御率も菊池は意識し過ぎないことを大切にしている。「足し算」で増えていく成績項目を気にすることで、安定したメンタルでマウンドの臨めるという。
「防御率とかは上下する。そこを意識するとね、なんかマウンドに上がるの怖くなったりするじゃないですか。守りに入るというか。勝ち星も自分じゃコントロールできない。登板数、そしてイニング数、この増えてくものだけ、足し算していけるものだけは目標にはしてます。投球回数だけですね。あと登板数、この2つだけです」
3年契約で加入した新天地の1年目でオールスターに選出された。エンゼルスはア・リーグのワイルドカード圏内まで4ゲーム差につけている。後半戦は、地区優勝した2014以来のプレーオフ進出に向け、上位浮上を目指す。雄星がエースとして投手陣を引っ張る。
