エンゼルスの菊池雄星(33)は12度目の先発に臨み、5回で93球を投げ4安打1失点、5四球(2申告敬遠)、4三振も2勝目はならず、5敗目を喫した。昨季のア・リーグ覇者に善戦するが、惜敗し、8連勝の後に5連敗となった。
王者を相手に堂々と挑んだ。昨季までのブルージェイズ時代には同地区のライバル。通算の対戦成績は15試合で5勝4敗と勝ち越し、防御率3.38だった。菊池は5イニングで1失点にまとめ、勝機を残した。ただ、ジャッジへの2度の申告敬遠には、やや不服装な表情。投手として、強打者と真っ向勝負をしたかった。
「彼は危険なバッターだ。リスペクトしている。最初の2打席で歩かせなかったら、どうなっていたか、分からない。無理をする必要はない」
試合後、ワシントン監督は勝負を避けた場面を振り返った。1度目は一回1死一塁。2度目は二回2死二、三塁だった。全国区の人気を誇るヤンキースは、敵地のアナハイムにも多くのファンが訪れ、観衆は3万6808人。主砲の四球指示には、ブーイングも起こった。雄星は、ジャッジとの対戦成績は、打率.200(25打数5安打)、2本塁打、6四球、12三振。決して苦手にしている相手ではないだけに勝負できない悔しさもあった。
唯一の失点は一回。先頭のゴールドシュミットにライトに二塁打された。2番のグリシャムは空振り三振、ジャッジは申告敬遠、ベリンジャーにはスライダーの制球が定まらずに四球を与え満塁とした。次打者のボルピーにセンターに犠牲フライを打たれ、結果的に決勝点を与えた。
エンゼルスは8連勝で勝率を5割に復帰させたが、それから5連敗。過去5試合での合計得点はわずか5点だ。ワシントン監督は「いい流れになってきている。あとは、どうやって得点をするか考えないといけない」。得点圏では6打数ノーヒット。連敗ストップのカギは、打線の奮起だ。攻撃陣が活気づけば、雄星の2勝目は近い。
