【エンゼルス2−6カブス】シカゴ/リグレーフィールド、4月1日(日本時間2日)
エンゼルスの菊池雄星(34)が2度目の先発に臨み、5回1/3で91球を投げ、6安打5失点、4四球、5三振で初黒星を喫した(0勝)。最速は96.6マイル(155.5キロ)だった。三回に5失点を献上するビッグイニングを反省した。
「寒かったですね。打たれるのは仕方ないですけど、先頭の9番打者に四球を出した。そこは防げたと思います」
三回、先頭のアマヤに四球を与えると5長短打、遊撃ネトの悪送球も重なり打者1巡で5点を与えた。ウオーミングアップ時点では気温3度、試合開始時でも4度。体感気温は氷点下だった。相手も同じ条件とはいえ、カブス3連戦で最も気温は低くかった。
「指先の感覚も当然、難しいです。(スライダーなど)曲がるボールはあまりコントロールできないのでストレート中心に投げました。(環境に)うまくアジャストできなかったと思います」
ベンチに戻ればストーブの近くで暖を取ることはできるが、マウンドに上がれば風も吹く厳しい天候だ。四回先頭ではホーナーに右翼線二塁打を打たれるが、その後は7打者連続アウト。4三振を奪うなど持ち直した。負傷離脱せず、通年で先発ローテーションを守ることを目標に掲げる左腕。大量失点で配色濃厚な展開を作ってしまったが、責任投球回を全うした。
「気持ちが切れるような寒さではありましたけど、気持ちを切らして『きょうは俺の日じゃない』とやってしまうと、 中継ぎへの負担も来るし、そういう姿は決して見せるべきではないので、なんとかしのぎながら六回まで入っていけた」
『きょうは俺の日じゃない』というセリフは、結果のよくなかった選手が気持ちの切り替えのために使う米球界の文化の一つ。今まで、菊池自身もそのフレーズに助けられ、前を向くために使ったこともあった。ただ、この日は寒さに苦しみ、ビッグイニングで敗戦の流れを作ったことは反省。その上で、菊池の降板後に控えるリリーフ投手たちのためにも1人でも多くの打者からアウトを取ることに集中した。
結果的に六回途中、5失点。今季初黒星で勝利は次回に持ち越した。それでも、収穫はある。
「三回だけ悔やまれますけど、ボール自体は非常に良かった。 三回を除けばストライク先行で押していけた。反省するところは反省しながら、スプリットも上手く使えていましたし、ストレートで高めの三振も取れていました。 ポジティブな要素もたくさんあると思います」
中5日で次回先発が見込まれる7日(日本時間8日)は、アナハイムでのブレーブス戦。今季初勝利を目指す。
