【エンゼルス2−1レッズ】アナハム/エンゼルスタジアム、8月20日(日本時間21日)
菊池雄星(34)は中4日で27度目の先発に臨み、7回で88球を投げ、7安打1失点、無四球、4三振と好投。7勝目はならなかったが、チームの勝利に貢献し、連敗を2で止めた(6勝8敗、防御率3.42)。菊池はメジャー通算990三振とし、メジャー日本投手で歴代5位に浮上した。
勝ち星はなくとも、充実の投球だった。一回2死。菊池はデラクルーズをカーブで見逃し三振を取り、メジャー通算987三振を奪った。ベンチに戻るとスタッフらから、記録達成を伝えられた。
「何も知らなかった。初回が終わって、なんかボールボールって言ってて、なんなの? って言ったら、そういうことだった。非常に驚きました」
上位には尊敬する先輩投手たちの名前がある。1位はダルビッシュ有(2041三振)、2位は野茂英雄(1918三振)、3位は前田健太(1055三振)、4位は田中将大(991三振)。
「先輩方のようなとんでもないボールを投げられるわけじゃないですけど、ただ、中4日で(先発ローテーションを)回り続けることだけは、自分のできること。そこだけはプライドを持ってやっている。長くケガなくやっていれば、少しずつこういう記録もついてくる。引き続きケガなく長く、このMLBで投げたい」
試合前時点で黒田博樹の986三振と並んでいた。しかし、個人記録の認識はなかった。連敗中のチームで勝利に貢献することだけを目指していた。15日のアスレチックス戦では4回5安打4失点。見直したのは、直球だった。
「自分の一番得意なボールはスライダーなんですけど、どうしてもストレートあってのスライダーですから。後半戦入ってからは変化球の割合が多い。きょうはストレートを増やしました」
直球の割合は39%(34球)。前回登板では27%、前々回は30%だった。変化球に狙いを定められていた反省を生かした。さらに投球フォームも修正。体が三塁側に流れてしまう癖を矯正した。
「ピッチングコーチから提案されて、もう少し体を真っすぐキャッチャー方向に(力が)ロスなく伝えられたらいいよね、といろいろ1 週間取り込みました」
打線は四回、モンカダの9号ソロで1−1の同点。八回には1死三塁でレンヒーフォがレフト前に勝ち越しタイムリーを放った。菊池に白星はつかなかったが、チームの勝利に貢献する好投だった。
開幕投手を務め、離脱なく先発ローテーションを務めている。この日で150イニング。今後も休日が入れば、中5日になる場合もあるが、基本的に中4日で先発する。
「あと7試合投げられて、たぶん34試合、今年は投げられる。やっぱり去年の数字よりも1つでも2つでも何かしら増えるのはいいことだと思うので、このままケガせずに34試合投げたいなと思います」
エンゼルスはワイルドカード圏内まで6.5ゲーム差。2014年以来のプレーオフ進出を諦めず、雄星は投げ続ける。
<日本投手の歴代三振数ランキング>
- 1位 ダルビッシュ有 2041三振
- 2位 野茂英雄 1918三振
- 3位 前田健太 1055三振
- 4位 田中将大 991三振
- 5位 菊池雄星 990三振
- 6位 黒田博樹 986三振
