左肩を痛め負傷者リスト(IL)入りしているエンゼルスの菊池雄星(35)がマイナー傘下1Aランチョクカモンガの一員として、ジャイアンツ傘下サ1Aサンノゼ戦に先発した。4月29日のホワイトソックス戦(シカゴ)以来、92日ぶりに実戦復帰。3イニングで53球を投げ、6安打6失点(自責点4)、無四球、5三振で最速は97マイル(約156キロ)をマークした。
メジャー復帰までに予定されるマイナーでのリハビリ登板はあと2度。順調なら8月14日(日本時間15日)から、エンゼルスタジアムでのロイヤルズ3連戦中のメジャー復帰が見込まれる。
「95マイル(約153キロ)出ればいいかなと思ってたんで、97マイル(約156キロ)まで出て、体も何も問題ないことを確認できた。50球投げて、本当にきょうやりたいことは全てできたかなと思います」
プロキャリアで初めての長期離脱。投手生命の危機も感じた。
「場所が場所(左肩)だったんで、本当に……不安でした。プロ17年目ですけど3カ月試合投げないっていうのはたぶん初めて。いろいろ悔しい気持ちと、やっぱり1年間ローテーションを守ることが唯一と言っていいほどの目標としてやっているので、そこが守れなかったっていうところと、本当に治るのかなっていう思いと…。いろんな気持ちで…」
メジャー移籍後のIL入りは、2022年に首の張りで離脱して以来、2度目。先発ローテーションを守ることをモットーに取り組んできた左腕が野球人生で初めて3カ月間、マウンドを離れた。今は、復帰への道のりがしっかりみえている。
「ホッとしましたね。ケガをするとどうしても前のパフォーマンスに戻るのかなっていうのが一番先に不安になる。97マイル(約156キロ)出て、しかも3イニング目に出たのが非常に大きくて、(完全復活まで)もう少しのところまできてるかな、っていうのは感じました」
復帰への手応えをつかみ、投げられる喜びを改めてかみ締めた一日。瑠美夫人(40)と長男の嶺雄(レオ)くん(7)も応援駆けつけた復帰戦だった。球場を後にする際には、出待ちしたファン全員にサインと記念撮影に応じた。
「次は中4日で4イニング投げて、イニング数も増やしていくと思う。ひとまずきょう球速が出たっていうのが一番の収穫でしたから。あとは残りたぶん2試合、マイナーで投げて復帰っていう流れになると思う。引き続き強度を上げていきながら、ケガせず順調にいけるかなと思います」
エンゼルスはトレード期限までに再建モードに向かう見込み。雄星は、完全復活に向けてメジャーのマウンドを目指す。
