エンゼルスの菊池雄星(33)が13度目の先発に臨み、5回0/3で99球を投げ、8安打3失点で自身の勝敗はつかず、2勝目はならなかった(1勝5敗)。試合は延長十回の末、エンゼルスが勝利し2連勝。4カードぶりの勝ち越しを決めた。
一発に泣き、2勝目が消えた。菊池は3−1の六回、先頭のストーリーに四球を与えると、続くラファエラに3ボールから、スライダーを狙い打たれ、レフトのグリーンモンスターを越える5号2ランで同点に追いつかれた。次打者、ウォンに四球を与え、降板を告げられた。
「タフな試合だったけど、なんとか試合を作れてチームも勝てたので良かった」
5月は6登板で1勝1敗も防御率1.89と好投を続けていた。しかし、2登板連続で5四球とコントロールに苦戦。六回途中3失点も、過去6登板は2失点以下と好投を続け、7試合ぶりに3失点を喫した。課題は明確で制球力だ。13登板で5四球が3度、4四球が4度。直近では4先発連続で4四球以上を与えている。
「(四球が多いことは)気になる。ストライクがほしいカウントでカウントを整えられていない。特に右打者に多い。左では(ストライク)ゾーン内で勝負できているけれど、右打者への変化の精度をもう少し上げないといけない」
本調子ではなくても、チームに勝利のチャンスを与えている。自身の勝敗は1勝5敗だが、チームは6勝7敗で5月以降は5勝2敗だ。チームは5月16日のドジャース戦から8連勝で勝率5割に戻すが、その後に5連敗。しかし、直近のビジターでの12試合では10勝2敗と敵地で大きく勝ち越している。さらに延長戦では3戦全勝だ。
「直球の球速がことしは上がってこないなと思っていたが、前回あたりから修正してきて上がっているのはプラス。きょうもかなりいい真っすぐが出ていた。球速は戻ってきているので、あとは制球力」
この日は最速97.1マイル(156.3キロ)。白星のつかない試合が多いが、直球の球威が上がるなど前向きな要素もある。4カードぶりの勝ち越しを決め、28勝32敗でア・リーグ西地区4位。雄星が勝ち星を重ねれば、おのずとエンゼルスの上位浮上がみえてくる。
