先発投手パワーランキング:サイ・ヤング賞を懸けた激闘

August 28th, 2025

レギュラーシーズンは残り1カ月。ア・リーグのサクローシェイ・ヤング賞争いは、タイガースのタリク・スクーバルとレッドソックスのギャレット・クローシェという新旧勢力の真っ向勝負となっている。MLB.comのデータチームが過去365日を対象に算出した最新ランキングでは、依然としてスクーバルがトップに立った。

1位:タリック・スクーバル(タイガース)前回1位
7回連続でランキング1位を維持。防御率2.28はア・リーグ首位で、212三振はMLB全体でもトップ。直近10試合中6度の2ケタ三振を記録するなど、圧倒的な三振能力を誇る。最新登板では満塁弾を浴びながらも自責点がつかず、防御率を下げながら12三振をマーク。勢いを失わないどころか、むしろクローシェに対して優位を保った。連覇に向け盤石の内容だ。

2位:ポール・スキーンズ(パイレーツ)前回4位
ザック・ウィーラーの離脱により、ナ・リーグのサイ・ヤング最有力候補に浮上。ここまで防御率2.07でメジャー全体トップ、7月以降の10登板で6度無失点に抑えるなど安定感抜群。161回で181三振を積み上げ、200三振シーズンも目前だ。デビューからわずか2年目とは思えない堂々たる投球内容で、球界を代表するエースの座をつかみつつある。

3位:ギャレット・クローシェ(レッドソックス)前回3位
14勝5敗、防御率2.38、207三振とスクーバルに肉薄。特に三冠王(防御率・勝利数・三振)の可能性を残す数少ない投手だ。直近では宿敵ヤンキースを相手に7回1失点、11三振の快投を披露。シーズン序盤にリリーフから転向して結果を残し続けており、体力面への懸念を覆している。スクーバルを逆転できるか、最終盤のピッチングが注目される。

4位:ニック・ピベッタ(パドレス)前回6位
長年中堅クラスとみられてきた右腕がついに覚醒。今季は13勝4敗、防御率2.82とキャリアベストの数字を残し、7月以降の10登板で8度のQSを達成している。9年目にして初めて防御率3点台を切り、パドレス投手陣の「隠れエース」から真の柱へと進化した。ポストシーズンでもカギを握る存在になりそうだ。

5位:ハンター・ブラウン(アストロズ)前回圏外
防御率2.37でAL2位、177三振でスクーバルとクローシェに次ぐ3位につける。高めに伸びる速球と鋭い変化球を武器に、シーズンを通して安定感を発揮。すでにキャリアハイの三振数を更新し、200三振到達も視野に入る。アストロズの再浮上に欠かせない存在だ。

6位:ジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)前回圏外
かつてのサイ・ヤング賞投手が復活の兆し。今季は10勝6敗、防御率2.79、155三振と完全復活とは言えないが、2019年以来となる25先発を達成。37歳にして球威は衰えず、ALトップ5に食い込む実力を示している。今季はタイトルには届かないが、健康を維持できれば来季も再び頂点を狙える。

7位:トレバー・ロジャース(オリオールズ)前回5位
今季途中にローテ入りしてから大ブレイク。7勝2敗、防御率1.40、76三振と驚異的な数字を残している。直近6登板中5試合で7回以上を投げ1失点以内に抑えており、13登板で11QSと安定感抜群。オリオールズ旋風を支える伏兵として存在感を放つ。

8位:クリストファー・サンチェス(フィリーズ)前回2位
ザック・ウィーラー不在のナ・リーグの穴を埋める存在。11勝5敗、防御率2.66、173三振と、ナ・リーグでも屈指の成績を残している。フィリーズ先発陣の軸として、ポストシーズン進出を狙うチームを力強く支える。スキーンズに次ぐサイ・ヤング候補の一人だ。

9位:ブライアン・ウー(マリナーズ)前回7位
25試合連続6回以上登板という球団新記録を樹立し、安定感を証明。直近でその記録は途切れたが、防御率2.90、166三振と数字は一流。若くしてエース格に成長しており、チームのプレーオフ争いを大きく左右する存在だ。

10位:フレディ・ペラルタ(ブルワーズ)前回圏外
直近13先発で10勝1敗と絶好調。今季は15勝でMLBトップ、防御率2.68、160三振とキャリアベストを更新中だ。リズムに乗ると止められない投球は健在で、首位を走るブルワーズの快進撃を支えている。

次点候補には、今永昇太(カブス)、山本由伸(ドジャース)、クレイトン・カーショウ(ドジャース)、ローガン・ウェブ(ジャイアンツ)らも名を連ねており、9月の成績次第ではランキングに食い込む可能性がある。