識者がALCSを予想! ブルージェイズ有利か

October 12th, 2025

ア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS=7回戦制)があす12日(日本時間13日)から開幕する。

タイガースとの地区シリーズ(ALDS)第5戦で延長15回の死闘を制した第2シード・マリナーズが、猛打でヤンキースを下した第1シード・ブルージェイズの本拠地トロントに乗り込み、ワールドシリーズ進出をかけた最大7戦のシリーズを戦う。MLB.comの有識者がALCSの予想を行った。

マリナーズ(第2シード) vs. ブルージェイズ(第1シード)

予想:ブルージェイズ(29票中18票)

ブルージェイズは地区シリーズ(ALDS)でヤンキースを圧倒。ブラディミール・ゲレーロJr.のような主力打者のみならず、打線全体の層の厚さを見せつけた。ALDSの4試合で50安打を放ち、コンタクトとパワーを巧みに融合。新打撃コーチであるデービッド・ポプキンスによって刷新された打撃アプローチを象徴するパフォーマンスだった。

1993年以来の世界一を目指す上で、打線の活躍は欠かせない。ALDSでOPS1.609を記録したゲレーロJr.を筆頭に、ジョージ・スプリンガー、アレハンドロ・カーク、そして負傷から復帰するボー・ビシェットら、打撃タイトルを獲得した経験を持つ強打者がズラリと並ぶ。

マリナーズは強力投手陣が売りだが、それでもブルージェイズ打線を止めるのは至難の業だろう。ただ、ALCSからオールスター投手のブライアン・ウーが復帰するのは心強い。ALDSでもマックス・フリードやカルロス・ロドンといったオールスター投手を打ち砕いてきたブルージェイズ打線を止められるだろうか。

ブルージェイズが勝つ理由

  • 「熱狂的なファン層を持ち、長年この瞬間に向けて準備を進めてきた2チームから選ばなければならないのは、ある意味拷問だ。しかし、休養を取ったブルージェイズが投手陣を揃えられること(そしてブラディミール・ゲレーロJr.が10月の王者のようなスイングを見せること)は、ブルージェイズを勝利に導く大きな力となるだろう」(アンソニー・カストロビンス、記者)
  • 「ブルージェイズは今年のア・リーグ最強チームだ。ALDSの大半でヤンキースを圧倒し、マリナーズのように第5戦で15回まで戦う必要もなく、ホームアドバンテージも確保している。また、ブラディミール・ゲレーロJr.は今、完全に調子を上げているように見える」(ブライアン・マクグラス、コンテンツオペレーション担当・監修編集者)

マリナーズが勝つ理由

  • 「シアトルでは何か特別なことが起こっている。それはコーヒーではない」(ジョナサン・メヨ、記者)
  • 「何事にも初めてはある」(トーマス・ハーディング、記者)
  • 「シアトルは打線もローテーションもより厚みを増し、ブルペンの勝ちパターンにはより信頼できるトリオを擁している。ついにワールドシリーズ進出の時が来た」(マーク・ファインサンド、記者)

シリーズ予想
ブルージェイズ(4勝2敗):13票
マリナーズ(4勝3敗):8票
ブルージェイズ(4勝3敗):5票
マリナーズ(4勝2敗):2票

シリーズMVP予想
ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ):13票
ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)、カル・ローリー(マリナーズ)、フリオ・ロドリゲス(マリナーズ):3票
ジョシュ・ネイラー(マリナーズ):2票
アレハンドロ・カーク(ブルージェイズ):1票
トレイ・イェサベージ(ブルージェイズ):1票
ホルヘ・ポランコ(マリナーズ):1票
アンドレス・ムニョス(マリナーズ):1票

多くの識者がゲレーロJr.のMVP獲得を予想した。過去3度のポストシーズンでは苦戦を強いられたが、今や正真正銘のスーパースターとしてチームを牽引。ALDSでは打率.529、3本塁打(第2戦では勝負を決める満塁弾)と無双した。5億ドル(約756億円)の契約を結んだフランチャイズプレイヤーにふさわしい活躍だった。

「レギュラーシーズンがあらゆる意味でカル・ローリーに支配されていたように、ポストシーズンはブラディの支配下にあった。ブルージェイズを30年以上ぶりのワールドシリーズに導くために、これからも活躍を続けるだろう」と、記者のマニー・ランダワは予想する。

マリナーズ側の予想では、ローリーとフリオがそれぞれ3票を獲得。マリナーズの現在と未来を背負う2人のスターの活躍は、マリナーズのアップセット(下克上)の必須条件になる。