匿名アンケートで聞いた、選手たちが学んだABSの4つのポイント
2026年シーズンの開幕戦がすぐそこに控えている。今シーズンが特別なのは、T-Mobileが提供する自動ボール・ストライク(ABS)チャレンジシステムにより、レギュラーシーズンの試合で初めて、選手がボール・ストライクの判定にチャレンジできるようになることだ。 なお、ABSは新しい仕組みではあるが、完全に未知というわけではない。昨季3Aで導入され、過去2年のスプリングトレーニングでもメジャー選手たちが使用してきた。そのため、多くの選手はすでにこの新しい仕組みに慣れている。 では、彼らは何を学んだのか。MLB.comの各担当記者がクラブハウスで選手に匿名で意見を求め、ABSに関するさまざまなテーマについて調査を行った。 ここでは、その中でも特に重要な4つのポイントを紹介する。
最もチャレンジが得意そうな選手は? ABSチャレンジについてアンケートを実施
Tモバイルが提供するABSチャレンジシステムが2026年からMLBに導入される。この球界の最新技術は、過去2年間のスプリングトレーニング、マイナーリーグ、そして2025年のオールスターゲームで既に披露されている。これまでに学んだ多くのことの中でも、おそらく最も重要なのは、こうしたチャレンジが重要であるということだ。ア・リーグ東地区のある野手が述べたように、ABSは「野球を変える」ことになるだろう。 その初披露まで、あと1週間を切っている。 こうした点を踏まえ、MLB.comの担当記者に各球団のロッカールームを訪問してもらい、匿名を条件にABSに関する様々なトピックについて選手たちの意見を聞いた。選手たちには、チームメート以外の選手のみを対象に投票するよう依頼した。
2026年ワールドベースボールクラシック決勝、史上最多の視聴者数を記録
17日(日本時間18日)のワールドベースボールクラシック(WBC)決勝は、WBCの放送として史上最多の視聴者数を記録した。19日(同20日)、FOXスポーツの広報部が発表した。 ベネズエラがアメリカ代表を3−2で倒して初優勝した一戦を1078万4000人が視聴。視聴者数は米東部時間の午後10時30分から10時45分にピークに達し、1214万8000人を記録した。これは、八回裏にブライス・ハーパーが同点の2点本塁打を放った直後。多くの視聴者がその後の九回表にエウヘニオ・スアレスが決勝打となる勝ち越しの適時二塁打を放った場面まで見守ったとみられる。
国を挙げての祝祭!ベネズエラが優勝を祝う
史上初のワールドベースボールクラシック(WBC)優勝を経て、ベネズエラはまだまだ熱狂的な祝賀ムードだ。 18日(日本時間19日)にジャーナリストのロベルト・ロボ氏がXに投稿した映像では、首都カラカスに大勢の市民が押し寄せ、バイクによる隊列がプラザ・ベネズエラへ向かっていく様子が映し出されている。巨大な国旗を掲げて行進するファンの姿もあり、音楽やクラクション、まばゆい光に包まれた祝祭の雰囲気が広がっている。
最多本塁打保持者ボンズ、ネットフリックスの開幕戦スタジオ解説に参加
MLB開幕戦のNetflix中継に、さらなるスターが加わる。 バリー・ボンズが、25日(日本時間26日)に行われるヤンキース対ジャイアンツの一戦で、試合前後のスタジオ解説者としてNetflixの放送チームに加わる。試合は、米国東部時間 3月25日 午後8時5分(日本時間 3月26日 午前9時5分)から始まる。 ボンズは、アルバート・プホルス、アンソニー・リゾ、司会のエル・ダンカンとともにスタジオ出演する。
イェサベージが右肩のインピンジメント、ブルージェイズはローテに離脱多数
ブルージェイズは19日(日本時間20日)、右腕トレイ・イェサベージが右肩のインピンジメントにより負傷者リスト(IL)でシーズンをスタートすることを発表した。 22歳の右腕は投球自体は継続する見込みで、次回のブルペン投球は3月25日(水)に予定されている。 今春はオープン戦にまだ登板していなかったが、昨季の登板過多を考慮した計画的なもので、球団は意図的に調整を抑えていた。イェサベージはマイナーとメジャーを合わせて139回2/3を投げ、チームがワールドシリーズ第7戦まで進出する中で予想外に登板回数が嵩(かさ)んでいた。
有望株からABSの傾向まで 2026スプリングトレーニングまとめ
ワールドベースボールクラシック(WBC)を終え、気づけばレギュラーシーズンまで残り1週間となった。再びスプリングトレーニングへと意識を戻す時だ。 そう、嘘ではない。わずか1週間である。2026年MLBシーズンは3月25日(日本時間26日)、サンフランシスコ・ジャイアンツとニューヨーク・ヤンキースの対戦で幕を開ける。
ベネズエラ出身のセルベリ監督、準決勝で母国と対戦
16日(日本時間17日)に行われるワールドベースボールクラシック(WBC)準決勝、イタリア対ベネズエラの一戦は、イタリアのフランシスコ・セルベリ監督(40)にとって特別な意味を持つ。 セルベリ監督はベネズエラで生まれ育った。母のダメリスさんはベネズエラ人。イタリアのルーツは、イタリアで生まれ、子供の頃にベネズエラへ移住した父エマニュエルさんにある。
準々決勝進出5チーム決定、残り3枠を争うのは?各プールの状況まとめ(日本時間11日午前6時現在)
ワールドベースボールクラシック(WBC)は、すでに5チームがプール戦を突破し、次のラウンドの切符を手にした。 プールCでは、侍ジャパンがオーストラリアとの接戦を制して1位通過を決定。韓国もオーストラリアに7―2で勝利し、チャイニーズ・タイペイとオーストラリアとのタイブレークを制して2位で準々決勝進出を決めた。 プールDでは、ドミニカ共和国がイスラエルに10―1で快勝。この結果、ドミニカ共和国とベネズエラの準々決勝進出が決定。両チームは11日の直接対決で、プール首位通過を争う。 また、プールAではプエルトリコもキューバに4―1で勝利し、準々決勝進出を確定させた。 準々決勝の残り枠は3つ。どのチームが準々決勝へ進む可能性を残しているのか。現在の状況をまとめた。(日本時間11日午前6時現在)
山本由伸がヨッシーに!?特別なボブルヘッド配布決定
ヨシノブなヨッシー。ヨッシーなヨシノブ。 ドジャースのエース、山本由伸が任天堂の人気ゲーム『スーパーマリオ』シリーズのキャラクター、ヨッシーとコラボし、“マリオの世界”に登場する。3月31日(日本時間4月1日)にロサンゼルスで行われるガーディアンズ戦で、来場した先着4万人のファンに「山本由伸×ヨッシー」の特製ボブルヘッドが配布される。
スキーンズ、米国代表初サインはあの日本人レジェンドへ
ポール・スキーンズが初めてのワールドベースボールクラシック(WBC)に向けて準備を進める中、若き右腕は大会史に名を刻む名選手と対面した。 15日(日本時間16日)、フロリダ州でのパイレーツのキャンプで、スキーンズはWBCで2度MVPに輝いた松坂大輔にチームUSAのキャップにサインを書いてプレゼントした。 「実は、アメリカ代表としてサインするのはこれが初めてなんだ。あなたのためだよ」とスキーンズがいうと、松坂は驚きの表情と共に満面の笑みを浮かべた
最強のローテ「二枚看板」は?2026年トップ10を予測
タイガースは4日(日本時間5日)、左腕フランバー・バルデスと3年総額1億1500万ドルの契約に合意し、予想外の大型補強を行った。昨年、ポストシーズンで敗退し、雪辱に燃える球団にとって、この動きは非常に大きな意味を持つ。 机上の計算では、バルデスとタリク・スクーバルのコンビは、メジャーリーグ全体でも屈指の「二枚看板」と言える。では本当に最強なのか。ファングラフスの分析によれば、その答えは「イエス」だ。スクーバル(6.3WAR=勝利貢献の総合指標)とバルデス(3.6WAR)は、2026年に合計9.9fWARを記録すると予測されており、これは、同一チームに所属する先発投手2人の組み合わせとして、最高の予測合計WARとなる(あくまでfWAR基準)。 もちろん、他にも強力な二枚看板は数多く存在する。ここからは、2026年のローテーションの「二枚看板」トップ10を見ていこう。
プライヤー投手コーチが語る「完全体」で迎える大谷の2026年
ドジャースの投手コーチ、マーク・プライアーは、2026年に見られる「完全体」の大谷翔平に大きな期待を寄せている。 「昨年は明らかに、とても特殊な年だった」とプライアーは6日に配信された『Dodgers Territory』で語った。 「トミー・ジョン手術明けで、さらに投げない方の肩も痛めていた。だが、今年は“完全体”だ」
レッドソックスがカイナー=ファレファと1年契約で合意
4日(日本時間5日)、MLB.comのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、レッドソックスは内野手のアイザイア・カイナー=ファレファと1年契約を結ぶことで合意したようだ。なお、身体検査の結果待ちのため、球団からの正式発表はまだ行われていない。 3月に31歳の誕生日を迎えるカイナー=ファレファは、依然として球界で最も万能な選手として活躍を続けている。 昨季は主に遊撃手または三塁手としてプレーしたが、フィールドのあらゆるポジションでの出場経験を持っている。2024年はパイレーツとブルージェイズで合計42試合に二塁手としてスタメン出場。2023年にはヤンキースで61試合に外野手としてスタメン起用された。メジャー最初の2年間は捕手も務めており、スタメンマスクも66試合経験している。野手登板の経験もあり、メジャーで1度も守っていないポジションは一塁だけだ。 昨季は三塁手としてOAA(=平均と比較してどれだけ多くアウトを奪ったかを示す守備指標)+2を記録。三塁はカイナー=ファレファが最も得意としているポジションであり、短縮シーズンの2020年にはゴールドグラブ賞に輝いた。 2024年途中にブルージェイズからパイレーツへ移籍したカイナー=ファレファは、昨季途中にパイレーツからブルージェイズへ移籍したため、2年連続で同じ2チームでプレーすることになった(2024年はトレード、昨季はウエーバーで移籍)。昨季は2チーム合計で138試合に出場し、打率.262、2本塁打、40打点、15盗塁、OPS.631を記録。2024年は総合指標WAR(ファングラフス版)で自己最高の2.0をマークした。
「興奮しすぎて椅子を蹴り飛ばしたかも」フリードマン編成部長、WS第3戦の緊張感を告白
2025年ワールドシリーズは、史上最高レベルの試合として語り継がれるだろう。ドジャースとブルージェイズは、第7戦11回まで互いに一歩も譲らず、激しい打撃戦を繰り広げた。ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成部長もファンと同様に、手に汗を握りながら見ていた。
メッツが外野手タッカーに年5000万ドル(約80億円)の契約を提示か
カイル・タッカーの争奪戦が激化しており、メッツはまさにその渦中にある。 ファンサイデッドのロバート・マレー記者やMLBネットワークのジョン・ヘイマン記者の報道によれば、メッツはタッカーに対し、年平均5000万ドル(約80億円)の短期契約を提示したという。ジ・アスレチックのウィル・サモン記者によれば、メッツは過去1週間にタッカーと複数のビデオ会議を行い、3年1億2000-4000万ドル(約191-222億円)の範囲の契約を提示したという。同記者によれば、タッカーの去就は「早ければ今週にも」決まる可能性があるとのことだ。 メッツのデービッド・スターンズ編成部長は、シティフィールドで行われたメッツの番記者ランチ会にて、この報道について直接言及はしなかった。しかし、チームの重労働はこれで終わったのか、それともまだ大きな動きがあるのか問われると、スターンズ氏はあらゆる可能性を排除しないと答えた。 「何も選択肢から外すつもりはない。われわれはフリーエージェント(FA)市場とトレード市場のあらゆるレベルで協議を続けており、今後もそうだ」
ケルニックがホワイトソックスとマイナー契約に合意、春季キャンプは招待選手参加(関係者取材)
かつてのトッププロスペクトのジャレッド・ケルニックがホワイトソックスとマイナー契約を結び、春季キャンプへの招待選手契約に合意したと31日(1月1日)、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が伝えた。 26歳のケルニックは、ブレーブスのメジャー40人枠から外れ、マイナー傘下3Aグウィネットへの降格を通告された後、今オフにフリーエージェント(FA)を選択していた。 2025年はブレーブスで24試合に出場し、打率.167、OPS.531を記録。主に右翼を守った。
ソダーストロム、アスレチックス史上最高額の7年8600万ドル(約133億3000万円)で合意(関係者取材)
タイラー・ソダーストロムはクリスマスにプレゼントを受け取った。だが、それは自らの力で勝ち取ったものだ。今季、飛躍のシーズンを過ごしたソダーストロムは、アスレチックスとの7年8600万ドル(約133億3000万円)の契約延長に合意した。MLB.comのマーク・フェインサンド記者が伝えた。 球団から正式発表はされていないが、保証額としては球団史上最高額となる。8年目の球団オプション(球団に契約延長権)と契約総額を最大1億3100万ドル(約203億1000万円)まで引き上げる増額条件が含まれている。
カージナルスが右腕メイと1年契約で合意報道
カージナルスが右腕、ダスティン・メイと1年契約で合意したとMLB.comのマーク・フェインサンド記者が13日(日本時間14日)、伝えた。球団からの正式発表はされていない。 まだ28歳と若いメイは、このオフのフリーエージェント(FA)市場の中でも最も若く、注目度の高い選手の1人として市場に出ていた。
タッカーめぐり、ア・リーグ東地区3球団が争奪戦
カイル・タッカーは今FA市場で最も総合力の高い選手と見なされており、獲得を狙う球団はすでに動き始めている。 タッカーにとっては、浮き沈みのあるシーズンだったが安定した活躍だった。夏場の多くを右手の骨折を抱えながらプレーしつつ、OPS+143(100が平均)を記録。29歳になる2026年を前に通算OPS .865、過去5年連続でfWAR4.0以上を記録している。 オフ序盤から、ESPNのジェフ・パッサン記者がタッカーの情報を伝えている。2025年にあと1勝でワールドシリーズ制覇に届かなかったブルージェイズとの関連だ。ブラディミール・ゲレーロJr.とタッカーが並べば、MLB屈指の1、2番が完成する。さらにタッカーは、10月にブルージェイズが見せた“選球眼+コンタクト+長打”というアプローチを体現する打者だ。
世代を代表する守護神:ディアスとチャップマンが最優秀救援投手賞に選出
13日(日本時間14日)、オールMLBアワードショーで2025シーズンの最優秀救援投手賞が発表され、ア・リーグはアロルディス・チャップマン(レッドソックス)、ナ・リーグはエドウィン・ディアス(メッツ)がそれぞれ選出された。
ケガから復活のスター:アクーニャJr.とデグロムがカムバック賞
13日(日本時間14日)、オールMLBアワードショーで2025シーズンのカムバック賞が発表され、ア・リーグは右腕ジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)、ナ・リーグは外野手ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)がそれぞれ選出された。
壮絶な一戦 2025WS第7戦の名場面トップ10
【ドジャース5-4ブルージェイズ】トロント/ロジャースセンター、11月1日(日本時間11月2日) 11月1日夜に始まり、東部時間では11月2日の朝に終わった、ワールドシリーズ第7戦の激闘。言葉だけでその壮絶さを表すのはほとんど不可能だと思われるほどに、見応えの多い一戦だった。 勝負を決める本塁打、華麗な守備、緊迫の投球、さらには乱闘騒ぎまで。野球における、あらゆる要素が詰まっていた。 ここでは、そんな試合で最も重要だった場面、トップ10を振り返る。
オリオールズ新監督にアルバーナスが就任へ
ESPNのジェフ・パッサン記者の報道によると、オリオールズは新監督としてガーディアンズのアソシエイトマネージャー(助監督)を務めるクレイグ・アルバーナスを採用する方針を固めたようだ。まだ球団からの公式発表は行われていない。 42歳のアルバーナスは直近2シーズンをガーディアンズのコーチングスタッフの一員として過ごし、2024年はベンチコーチ、今季は助監督を務めた。 コーチとしてのキャリアは2015年にレイズ傘下でスタート。5シーズンに渡りマイナー各階級で様々な役職を経験し、2018年にはハイAのボーリンググリーンで監督を務めた。 2020年からの4シーズンはジャイアンツに在籍。ブルペンコーチと捕手コーチを務めた。 現役時代は捕手で、2006年にドラフト外のフリーエージェント(FA)としてレイズに入団。マイナーで9シーズンを過ごしたが、メジャー昇格を果たすことはできなかった。 オリオールズは今季、優勝候補の一角として大きな期待を集めていたが、スタートダッシュに失敗し、5月には長年チームを率いてきたブランドン・ハイド監督を解任。その後、119試合はトニー・マンソリーノ監督代行が指揮を執り、60勝59敗と勝ち越したものの、アメリカン・リーグ東地区の最下位(75勝87敗)でシーズンを終えた。 オリオールズには正遊撃手ガナー・ヘンダーソン、正捕手アドリー・ラッチマン、正二塁手ジャクソン・ホリデイら若くて才能豊かな選手が揃う。アルバーナスはオリオールズの新監督して、2023~24年に続くポストシーズン進出を目指すことになる。
ワールドシリーズ、ドジャースvsブルージェイズ、見どころ
ドジャースが、王座防衛の舞台に立つ。 ドジャースはナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)をスイープ(4連勝)し、球団史上23度目のワールドシリーズ(WS)進出を決めた。昨季のWSではヤンキースに4勝1敗で頂点に立っており、9度目の世界一、そして1998〜2000年のヤンキース(3連覇)以来となるWS連覇を狙う。 一方のブルージェイズは、マリナーズとのア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)を第7戦までもつれ込む激闘の末に制覇。シリーズは第1戦と第7戦の終盤にジョージ・スプリンガーが決定打を放つ劇的な展開で幕を開け、そして締めくくられた。