ドジャースの投手コーチ、マーク・プライアーは、2026年に見られる「完全体」の大谷翔平に大きな期待を寄せている。
「昨年は明らかに、とても特殊な年だった」とプライアーは6日に配信された『Dodgers Territory』で語った。
「トミー・ジョン手術明けで、さらに投げない方の肩も痛めていた。だが、今年は“完全体”だ」
大谷が最後に「完全体」だったのは、エンゼルスに在籍していた2023年。この年は44本塁打、OPS1.066を記録し、投手としても23先発で防御率3.14をマーク。しかし、8月に右肘の内側側副靱帯(UCL)を断裂した。
大谷は最後のメジャーでの登板から22カ月ぶりとなる6月16日にマウンドへ復帰した。リハビリは実質的にメジャーの舞台で行われ、最初は1イニング限定の登板から始まり、最終的にポストシーズンでは先発投手として通常のイニング数を投げられる状態まで戻した。レギュラーシーズンでは14先発、47イニングで防御率2.87を記録している。
10月、大谷は二刀流の真価を存分に発揮。ワールドシリーズ(WS)第7戦を含む4試合に先発し、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦では、野球史に残る屈指のパフォーマンスを披露。ブルワーズ相手に6回、無失点、10三振を記録する一方で、3本塁打を放ち、ほぼ一人でシリーズを決着させた。
「(今年の)大谷は、見ていてもっと楽しくなるだろうね」とプライアーは語った。
大谷は今年のワールドベースボールクラシック(以下、WBC)で日本代表としてプレーするが、投手としては登板しない予定だ。プライアーによれば、現在はブルペンで投球練習を行っており、WBC出発前までに、実際に打者と対戦する段階まで進めたいと考えているという。
「翔平の面白いところは、登板日さえ分かっていれば、どんな間隔でも投げることだ。中6日でも、中8日でも、中3日でも、チームが勝つために必要なことならなんでもやる」とプライアーは続けた。
大谷は2024年シーズン前にドジャースに加入して以降、まさにその姿勢を体現してきた。ドジャースは1998~2000年のヤンキース以来となるWS3連覇を目指しており、その先頭に立つのは「完全体」の大谷翔平だ。
