千賀、3Aリハビリ登板で6回8三振で復活アピール

不振のメッツ先発陣を救えるか

September 13th, 2025

マイナーに降格した千賀滉大が3Aでリハビリ登板に臨み、6回1失点の好投を見せた。わずか74球(52ストライク)とテンポの良い投球で、8三振、3安打、無四球と充実の内容だった。8つの三振のうち6つを代名詞の「ゴーストフォーク」で奪い、7つの球種を織り交ぜ、相手打線を翻弄した。

当初は、3Aで2試合に登板し、その後レギュラーシーズン内にメジャーに復帰する予定だったが、あくまでこれも千賀の出来次第。この日の登板でメジャー復帰が近づいたことは間違いない。

11日(日本時間12日)にメッツのカルロス・メンドーサ監督は千賀が投球フォームに修正を加えたことに手応えを感じているとコメントしていたが、千賀はそれを証明する投球を見せた。最速でのメジャー復帰は9月20日(同21日)になる。

千賀は右ハムストリングを痛め、5週間の負傷者リスト入りをしてから大きく調子を崩した。それまでは13先発で防御率1.47だったが、球宴後には8試合で防御率6.56、一度も6回を投げきれなかった。

ナ・リーグのワイルドカード争いで窮地に立たされているメッツにとって、千賀の復帰は急務だ。12日(同13日)の試合開始時点で、オールスター以降の先発防御率は5.10とMLBワースト7位。ポストシーズン進出に向け、一刻も早い復帰が待たれる。